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高校野球・新世紀

第6部 制限される現場/5(取材後記)保護者の負担軽減が開く未来

新潟県高校野球連盟監督部会長として「お茶当番」の廃止を提言した長岡大手の鈴木春樹監督=新潟県長岡市の同校で2018年5月19日、浅妻博之撮影

 新潟県の「お茶当番」はなぜ広まったのか。「結束した強豪校の保護者の活動を見て、親は同じようにしなければ強くはならないと勘違いして持ち帰った」。長岡大手(新潟)の鈴木春樹監督(47)はそう見ている。

 昔は県内の高校が練習試合で県外の強豪私立校のグラウンドに行くと、相手校の保護者から茶や菓子のおもてなしを受け、それに感化されたという。その慣習が少年野球にも浸透。2003年春にセンバツ21世紀枠で柏崎、08年夏に新潟県央工と公立校の監督として甲子園を経験した鈴木監督は「大人が勝ち負けを意識しすぎて入れ込み、子供と同じぐらい頑張りすぎている気がする」と思うようになった。

 長岡大手は9人のマネジャーを含めて部員は52人いるが、親の共働き世帯が多い。そのためにお茶当番を廃止し、送迎などは強制にせずにやれる父母で助け合う。強豪私学との差別化を図る意味でも、保護者の負担軽減は公立校の特色としてアピールになると思う。【浅妻博之】

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