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それぞれの栄冠

100回目の甲子園へ/2 因縁の2監督「逆転劇」今も胸に 「奇跡じゃない」「宝物」 /石川

当時の試合をたどる星稜・林和成監督(左)=金沢市と小松大谷・西野貴裕監督(右)=石川県小松市で、ともに岩壁峻撮影

 九回裏、0-8からの逆転劇。2014年の全国高校野球選手権石川大会決勝で星稜が小松大谷にサヨナラ勝ちした試合は、よく「奇跡」という言葉で形容される。ただ、星稜の林和成監督(42)は言う。「奇跡とは思っていない。いろんなことの積み重ねがあの回に爆発した」

 伏線は、息を吹き返したエースの好投にあった。先発した岩下大輝投手(現ロッテ)は3回6失点と打ち込まれ降板。それでも、林監督は九回表、右翼の守備に就いていた岩下投手をマウンドに戻した。林監督は「最後はエースで終わらせたかった」。その思いに応えた岩下投手は、小松大谷を3者三振に抑えた。満面の笑みでベンチに戻る姿に、林監督は「これで雰囲気が変わった」と振り返る。

 九回裏。先頭の代打・村中健哉選手が四球で出ると、同じく代打の今村春輝選手が適時三塁打。この場面での初得点は重要なメッセージを帯びていた。村中選手は大会前に「レギュラーに入れるつもりはない」と林監督に通告され、主将ながら控えに。その春まで4番を張っていた今村選手も先発を外れていた。「『苦労した彼らが点を取ったんだから、お前たちもやれ』という思いだった」と林監督。意気に感じた他の選手たちが続き、岩下…

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