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秋季高校野球

県大会 東海大甲府が連覇 3位、甲府工も関東大会へ /山梨

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 第71回秋季関東地区高校野球県大会(県高野連主催、毎日新聞社など後援)は2日、山日YBS球場で決勝があり、東海大甲府が山梨学院を降して2年連続11回目の優勝を果たした。3位決定戦では、甲府工が甲府城西を破り、同球場で20日に開幕する関東大会への出場権を得た。【金子昇太、滝川大貴、松本信太郎】

    山梨学院及ばず

     <山日YBS球場>

     ▽決勝

    山梨学院

      010010000=2

      00401000×=5

    東海大甲府

     東海大甲府は三回、4長短打で逆転に成功。先発の加藤も5四球を与えたものの、13奪三振で完投した。

     山梨学院は二回、四球で出た走者を適時二塁打で還し先制したが中盤以降、打線のつながりを欠いた。

    甲府城西13残塁

     ▽3位決定戦

    甲府城西

      000000010=1

      00000033×=6

    甲府工

     甲府工は七回、1死一、三塁から五味の左越え適時二塁打で2点を先制して均衡を破ると、八回には友村、五味の適時三塁打で突き放した。甲府城西は再三得点圏に走者を進めたが、13残塁と好機を生かせなかった。


     ■球音

    主戦生かす好リード 東海大甲府・関口歩夢捕手(2年)

     主戦・加藤は序盤、球が高めに浮き、二回に先制を許した。それでも「山梨学院打線を研究してきた。最速140キロ超の直球を持つ加藤がベストピッチングをすれば、抑えられると思った」

     試合中、身ぶり手ぶりで加藤にメッセージを送った。「どんな球でも捕るから安心して低めに投げろ」。加藤は徐々に本調子を取り戻していった。

     新チーム発足後、加藤との密なコミュニケーションを意識してきた。主将の加藤に遠慮がちに接してきたことへの裏返しでもあった。「野球の中心は捕手。しっかり投手を引っ張ってやれ」。和泉淳一部長からの言葉もあり「自分がリードしなければ」と自覚が芽生えていった。

     迎えた決勝戦。四回には四球で出た走者の盗塁を阻止。自慢の肩で加藤をもり立てた。「加藤の投球を生かすことがチームの勝利につながる。球を低めに集め、抑えたい」。意気込みを語る表情には、自信がにじんでいた。【滝川大貴】

    「つなぐ」一念で先制打 山梨学院・栗田勇雅捕手(1年)

     1年生ながら夏の山梨大会で正捕手の座をつかんだ。大事な場面で本塁打を放ちチームの勝利に貢献。甲子園の土も踏んだ。しかし、今大会は準々決勝まで無安打だった。

     新チームになってスランプに陥ったという。相手チームから「次は栗田だぞ」と声が飛び交うほど意識される存在となり、さらに裏をかこうとして「読みが外れるようになった」。さまざまな情報が頭の中で飛び交い、迷いが生じていた。

     決勝の相手は、昨秋の山梨大会を制し、長く甲子園出場を争ってきたライバルの東海大甲府。二回、先頭が四球で出塁して好機を作り打席が回ってきた。

     「次につなぐ」。雑念を振り払い、シンプルに考えることで「気持ちの持ち方をつかめた」という。高めの直球を強くはじき返して走者を還し、先制点につなげた。

     「得点になったことが本当にうれしい。次も打ちたい」。一皮むけた攻守の要が、新チームを引っ張る。【金子昇太】

    場面読む打撃で飛躍 甲府工・友村虎汰朗右翼手(2年)

     関東大会への出場切符を懸けた3位決定戦。「チームを救えるような1本を打ちたい」と期する気持ちがあった。

     初戦の増穂商・身延戦。1番を任されたものの凡退し、途中交代を告げられた。「チームに貢献できず、申し訳ない気持ちでいっぱいだった」

     「何も考えずに打っている」。前田芳幸監督から突きつけられた言葉の意味をかみしめた。球種を読み、場面に応じた打ち方を意識した。状態は徐々に上向き、大一番を迎えた。

     試合はお互いに譲らず、六回まで膠着(こうちゃく)状態。七回、1死走者なしの場面で打席に入った。「必死だった。良い流れを作りたかった」。高めに浮いたスライダーを強振した。右翼線を破ったこの一打が、勝利の呼び水となった。後続が3連打を放ち、自身が先制のホームを踏んだ。「大会を通じて自分が何をすべきか、考えるようになった」。選手として大きく飛躍した大会となった。【金子昇太】

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