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秋季近畿地区高校野球大会

明石商、粘り勝ち 報徳学園も8強入り /兵庫

【明石商-京都国際】八回表明石商2死一、二塁、左前打を放った水上が敵失の間に生還し、6点目=神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸で、黒詰拓也撮影

 秋季近畿地区高校野球大会(近畿地区高野連主催、兵庫県高野連主管)は21日、神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸で1回戦3試合があった。県勢3校がそろい踏みし、県3位の報徳学園と県1位の明石商が8強入りを決めた。両校は28日の準々決勝で対戦する。【黒詰拓也、浜本年弘、望月靖祥】

     報徳学園は第2試合で近江(滋賀1位)と対戦し、主砲・浦上大三塁手(2年)の左越え特大ソロなどで快勝。明石商は第3試合で京都国際(京都2位)に逆転勝ちした。県2位の神戸国際大付は最終回の猛追も及ばず、福知山成美(京都1位)に惜敗した。

     大会第3日は27日にあり、午前9時から1回戦の智弁和歌山(和歌山1位)-大阪偕星学園(大阪3位)▽午前11時半から1回戦の橿原(奈良2位)-大阪桐蔭(大阪2位)▽午後2時から準々決勝の龍谷大平安(京都3位)-市和歌山(和歌山2位)--の計3試合が行われる。

     ▽1回戦

    明石商

      002000040=6

      201010000=4

    京都国際

     (明)中森、宮口-水上

     (京)酒井、生駒-谷口

    ▽三塁打 中村2(京)

    ▽二塁打 来田、河野(明)早3、福岡(京)

     明石商は2点を追う八回、1死一、三塁から宮口のスクイズ野選で、まず1点。さらに2死一、二塁から水上が左前打を放ち、敵失の間に水上を含む3人が還って逆転した。京都国際は九回に1死から同点の走者を出したが、後続を断たれた。

    投打で勝利導く

     ○…四回から継投した明石商の宮口大輝投手(2年)が1失点に抑え、勝利を呼び込んだ。県大会決勝と同じようにエース中森俊介投手(1年)を救援した右腕は「中森が苦しい時に助けるのが役割」と胸を張った。

     ブルペンでは変化球の切れが良くなかったが、マウンドに立つと尻上がりに調子を上げた。八回の攻撃ではスクイズを決めて直後の逆転につなげた。

     次は報徳学園との対戦が決まった。宮口投手は「相手を再度調べて臨む」と意気込んだ。

    近江

      002000000=2

      01001021×=5

    報徳学園

     (近)林-有馬

     (報)林-西井

    ▽本塁打 浦上(報)

    ▽三塁打 板坂(近)

    ▽二塁打 西井(報)

    【近江-報徳学園】七回裏報徳学園1死三塁、赤崎の犠飛で三塁走者の西井が生還し、勝ち越す=神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸で、黒詰拓也撮影

     報徳学園は同点の七回、西井の右越え二塁打とバント、赤崎の中犠飛で勝ち越すと、浦上の左越えソロでリードを広げ、八回にも中井の適時打で加点した。近江は三回に土田の適時打などで一時リードしたが、その後は相手先発の林に要所を抑えられた。

    神戸国際大付

      000001003=4

      40010000×=5

    福知山成美

    (神)松本、鍵-鈴木、松尾

    (福)小橋-原

    ▽二塁打 柴野(神)井戸、岡田、人知(福)

     福知山成美は一回、佐藤、人知の連打とバントで1死二、三塁とし、原の中前打で2点を先制。さらに井戸、岡田の連続二塁打で計4点を挙げて主導権を握った。神戸国際大付は九回に代打・玉城、松浦の連続適時打などで1点差としたが、反撃もそこまでだった。

    勢いの差あった

     ○…神戸国際大付は自慢の強力打線の目覚めが遅すぎた。4点を追う九回、2連続適時打を含む4連打と犠飛で1点差とし、なお2死一塁と同点の走者を残したが、最後の打者が外野フライに倒れて万事休した。

     県大会決勝で好投した松本凌人投手(2年)が先発したが、一回に先頭からバントをはさんで5連続短長打を浴びてノックアウト。いきなり4点を追う展開に追い込まれ、青木尚龍監督は「攻撃が限られてしまい、打っていくしかなくなった」。最後に「打撃のチーム」の片りんを見せつけたものの、「立ち上がりの勢いの差で負けた」と悔しさを隠さなかった。


     ■熱球

    復活の4番、狙ってソロ 報徳学園(2年)浦上大選手

    報徳学園の浦上大選手=神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸で、黒詰拓也撮影

     七回裏の勝ち越し直後に打席が回ってきた。2死ランナーなし。4番として長打を狙える場面だ。内角高めの直球を強振、打球は左翼席へ。「完璧だった」。試合の流れを一気に引き寄せた。

     今春の県大会でも4番に座った。「先輩の試合をつぶせない」と重圧を感じ、思うようにスイングできなかった。今夏の甲子園ではメンバーから外れた。聖地でプレーする同じ2年生の姿を見て、悔しかった。

     3年生が引退後、自分に求められるのは長打だと言い聞かせた。フルスイングに徹し、広角に打てるようになり、4番に戻った。

     今夏の甲子園に登板した近江のエース、林優樹投手(2年)の球が思ったより伸びていないと感じた。七回は体が開かないよう意識した。公式戦4本目の本塁打となった。

     兵庫3位での近畿大会。挑戦者の気持ちで臨んでいる。「練習を厳しく、試合は楽しむのが報徳の野球。これを実行するだけ」。憧れの舞台まで挑み続ける。【黒詰拓也】

    〔神戸版〕

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