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秋季都高校野球大会

国士舘10年ぶりV 先制、リード守り切る /東京

 来春のセンバツ出場校を選ぶ重要な参考資料となる秋季高校野球東京大会(都高野連主催、毎日新聞社など後援)は4日、新宿区の神宮球場で決勝があり、国士舘が東海大菅生を4-3で破って10年ぶり6回目の優勝を果たした。

     国士舘は一回、鎌田の三塁打などで4点を先制。白須と山崎の継投でリードを守り切った。優勝した国士舘は、9日に開会する明治神宮野球大会に出場する。【山本有紀、川村咲平】

     ▽決勝

    国士舘   400000000=4

    東海大菅生 000020010=3

    終盤詰め寄るも

     国士舘が初回に奪った4点を最後まで守り、頂点に立った。国士舘は一回、2死二塁から黒沢の左前適時打で先制。さらに満塁とし、鎌田が右中間に走者一掃の三塁打を放ち、計4点を挙げた。先発の白須、2番手の山崎は、ともに走者を背負いながらも、粘りの投球で東海大菅生をかわし、逃げ切った。東海大菅生は立ち上がりを打たれた先発の中村晃がその後立ち直り、三回以降は1人の走者も許さない投球で流れを引き寄せると、五回に自ら適時打で2点を挙げた。終盤は1点差まで詰め寄ったが、追いつけなかった。

    課題克服できず

     ○…東海大菅生のエース番号を背負った中村晃太朗投手(2年)は、初回に無念の4失点。その後は相手打線を全く寄せ付けない投球を見せただけに「課題の立ち上がりを克服できず、力不足だった」と悔しさをにじませた。準決勝で早稲田実打線を完封するなど、4試合連続の完投でチームの準優勝をけん引した左腕は「大会を通じて決め球の精度が上がり、空振りが取れるようになったのが大きな収穫。さらに体力をつけて成長したい」と決意を新たにした。

    三塁打放ち走者一掃 国士舘・鎌田州真内野手(1年)

     一回表、監督からの指示は「何としても先制点を取れ」。その通りに4番・黒沢孟朗選手が適時打で先制。さらに2死満塁とし、追加点が欲しい場面で打順が回ってきた。

     「ボール球に手を出さず、甘い球を逃さない」。狙っていた変化球を強打し、走者一掃の三塁打で勝利に貢献した。「すごくうれしくて気持ち良かった」と笑顔で振り返った。

     中学3年の時、軟式野球の「BFA U-15アジア選手権」日本代表に選ばれた。進学した国士舘で今夏のメンバー入りを目指したが、かなわなかった。日本代表でチームメートだった二松学舎大付の山田将義選手や星稜(石川)の内山壮真選手が夏の甲子園で活躍する姿をテレビで見ながら「負けたくない」という一念で練習に励んできた。

     今秋に念願のベンチ入り。当初は「試合を壊してしまったらどうしよう」と不安を感じていたが、試合を経験するたびに「チームに貢献したい」という気持ちが強くなっていった。

     この日は大一番で活躍し、優勝に大きく貢献。「思い切ったスイングをした」と自信をにじませ、春に向けさらなる飛躍を誓った。【山本有紀】

    〔都内版〕

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