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高校野球・新世紀

第7部 甲子園とは別に/4(取材後記) 女子硬式の普及 課題は卒業後

今夏の全国高校女子硬式野球選手権大会で初優勝し、表彰式で選手たちを見つめる京都両洋の上田玲監督(左)=兵庫県丹波市のスポーツピアいちじまで2018年8月3日、石川裕士撮影

 女子硬式野球部を持つ高校が増加傾向にあり、競技の認知度も高まりつつある。だが、京都両洋の上田玲監督(37)に課題を尋ねると、真っ先に「先がないことですね」と高校卒業後の受け皿の少なさを挙げた。

 女子硬式野球部のある大学や専門学校は全国で10校程度。企業チームも数えるほどだ。ソフトボールと女子硬式野球で日本代表に選ばれた経験を持つ上田監督は「本来は高校、大学、社会人と競技レベルが上がるものだが、高校より上のチームが少なく、全体の競技レベルが上がりにくい」と指摘する。

 解決策の一つとして取り組むのが、今年4月から活動する女子硬式野球の社会人クラブチーム「東近江バイオレッツ」(滋賀県東近江市)。選手は同市内に移住し、働きながら野球をする。地元経済界の支援を受け、人口減少の進む地域の活性化も目指す「地域密着型」チームだ。総監督を務める上田監督は「まずは女子野球をもっと知ってほしい」と願う。競技や選手の魅力を社会に伝えることが発展のきっかけになるはずだ。【石川裕士】

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