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センバツ21世紀枠

候補校紹介/6 八尾(近畿・大阪) 休息が古豪復活の道標

練習中の選手ミーティングで課題を指摘する八尾の西浦謙太主将(中央)=大阪府八尾市の同校グラウンドで2018年12月19日、安田光高撮影

 <第91回選抜高校野球大会>

     毎週火曜日、八尾のグラウンドに野球部員の姿はない。自主練習やミーティングもなく、選手たちは進学塾で勉強するなど野球以外に時間を費やす。

     スポーツ庁が昨年3月に発表した「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」では、平日と土日曜日で休養日を各1日設けるように求めているが、同校では2016年から週1回の休養日を確保している。長田貴史監督(41)は「心のゆとりは必要。野球を頑張るのではなく、野球も頑張るのが基本。社会に出た時、さまざまなことに目を向けられる人材になってほしい」と説明する。西浦謙太主将(2年)は「練習が続いて体力的にきつくなると、練習の質が下がる。休みの前だと追い込める」と、完全休養日の効果を指摘する。

     質を高める工夫は他にもある。グラウンドはサッカー部や陸上部など五つの部と共用で、平日に外野まで使えるのは週2回しかなく、時間も1時間半と限られる。だが、短い練習中に何度も選手でミーティングを行うのが特徴だ。西浦は「その場で言った方が効果があり、みんなで課題を共有できる」と強調する。練習内容も主将を中心に選手で考え、選手主体で取り組む。

     同校野球部は1915年の創部で、八尾中時代を含めて春6回、夏4回出場。第6回センバツ(29年)で開幕戦に勝ち、この大会から始まった勝利校の校旗掲揚第1号になった。52年夏に甲子園準優勝。戦前からOBが熱心に指導する伝統があり、大阪府の公立校で最多の春夏計16勝につながっている。現在もOB会の若村裕副会長(69)が外部指導員として、練習にほぼ毎回来てノックを打つ。教員の指導者は2人だけのため、大きな存在だ。

     PL学園、大阪桐蔭など私学の台頭により、チームは4強入りした59年夏を最後にひのき舞台から遠のいている。選手は入学時、部の歴史が記された冊子を読む。「もう一度、強かった時代を復活させられるようにしたい」と西浦。適度な休息と効果的な練習でこの冬、さらなる成長を目指す。【安田光高】=つづく

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