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第91回選抜高校野球

悔しさ活力に 21世紀枠、古川選ばれず /宮城

21世紀枠に選ばれず、悔し涙を流す古川のエース・千坂優斗投手(左から3人目)ら=喜屋武真之介撮影

 <第91回センバツ>

     初の甲子園への切符は届かず--。第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の選考委員会が25日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社で開かれ、「21世紀枠」の候補校だった古川は惜しくも選ばれなかった。「悔しさを活力に」。選手たちは決意を新たにした。【滝沢一誠、山田研】

     小雪が舞う午後3時過ぎ、部員25人が校庭に集まった。金(こん)和宏校長が落選を伝えると、選手たちは神妙な面持ちの中に悔しさをにじませた。エースの千坂優斗投手(2年)は「とても残念だが、ここまでこられたのは自信になった」と目を潤ませながら声を振り絞った。

    21世紀枠落選の報告を金和宏校長から受け、悔しさをにじませながら一礼する野球部員たち=喜屋武真之介撮影

     「敗者復活」から勝ち上がってきた古川。昨秋の北部地区大会は初戦の岩ケ崎戦で黒星。だが、敗者復活戦から県大会に勝ち上がると、準々決勝で強豪校の東北を破るなど、破竹の勢いをみせた。57年ぶりに出場した東北大会では、準々決勝で秋田県大会優勝の秋田修英を降すなどして、4強入りを果たした。

     「岩ケ崎戦をきっかけに、それまでの仲良しチームから変わった」と高橋寛太主将(2年)は振り返る。選手たちは普段のミーティングを強化し、課題点を率直に出すようになった。「性格が良すぎる」と評されるという高橋主将も「ガンガン言い合えるようになった」と話す。

     茂泉公己監督は「一つの敗戦を自分たちの力に変えて活躍した。プロセスは間違っていなかった」と、これまでの健闘をたたえた。

     1921年の創部以来、悲願の甲子園初出場はかなわなかったが、選手たちの挑戦は続く。高橋主将は「悔しい気持ちを練習の活力に変えていかないといけない」と、夏の甲子園大会を見据えた。

    落選糧に成長を 伊藤貞嘉同窓会長

     古川高には、同窓会長の伊藤貞嘉さん(65)ら卒業生も集まった。しかし、静まりかえった校長室でライブ中継されるセンバツ選考委員会をスマートフォンで見ていたOBからため息があがり、まもなく「選ばれなかった」と伝えられた。

    「出場ならず」と伝えられ、思わず額に手を当てる伊藤貞嘉会長(右)ら校長室に集まった同窓会の人たち

     伊藤さんは思わず、額に手をあてたが、21世紀枠候補校としての資料づくりなどにあたった金校長に「がんばった」とねぎらいの言葉をかけて肩をたたいた。

     伊藤さんは取材に対し、「大変残念です。(野球部の)生徒も頑張ってきたが、これを糧にして夏に向けて大きく成長してほしい」と語った。

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