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第91回選抜高校野球

習志野、10年ぶり切符 伝統の野球、夢舞台で(その1) /千葉

センバツ出場が決まり、帽子を投げて喜ぶ習志野の選手たち=小川昌宏撮影

 <2019 第91回センバツ高校野球>

     逃し続けた夢舞台に立つ時がきた--。25日に開かれた第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の出場校を決める選考委員会で、習志野(習志野市)の10年ぶり4回目の出場が決まった。県勢の出場は5年連続。習志野は1967年と75年の夏の甲子園を制した伝統校。昨秋の関東大会で4強に進出し、春夏通算12回目の甲子園となる。センバツは3月15日に組み合わせ抽選会があり、同23日に開幕する。【秋丸生帆、斎藤文太郎】

    吉報に選手歓喜

    センバツ出場決定の電話を受ける小西薫校長=習志野高校で

     午後3時すぎ、校長室に約30人の報道陣が詰めかけた。「一生で一度のことかもしれない」と小西薫校長。緊張した様子で椅子に座り、日本高野連からの出場決定の連絡を待った。「リリリ」。約15分後、卓上の電話が鳴った。小西校長は出場決定の知らせに「はい、謹んでお受けいたします」と笑顔で応じて受話器を置いた。集まった報道陣から「おめでとうございます」と祝福の声が上がった。

     学校から約2キロ離れた同校グラウンドでは、選手や小林徹監督ら野球部関係者が吉報を待っていた。約30分後、グラウンドに到着した小西校長が「おめでとう。第91回選抜高校野球大会に習志野高校が推薦されました」と報告すると、張り詰めていた空気は和らぎ、選手たちは「ありがとうございます」と笑顔をみせた。

     その後の写真撮影で選手らは、竹縄俊希主将(2年)の「センバツやったぞー」の掛け声に合わせて大声を上げて出場決定を喜んだ。笑顔をはじけさせる選手らを前に、マネジャーの榎本真琴さん(1年)は「選手たちは夜中まで練習して頑張っていた。夢がかなってうれしい」と話した。

     午後4時すぎからはグラウンドにある部室2階の会議室で記者会見があり、小林監督は「半年前はこの日を想像できるチームではなかった。選手の成長に驚いている。このような評価をもらったので、実力を評価に追いつかせないといけない」と気を引き締めた。

     竹縄主将は「憧れの場所でプレーできることを誇りに、最大限のプレーを見せたい」と意気込んだ。チームは2人の主将が率いており、根本翔吾主将(2年)は「偉大な先輩たちに恥じないプレーをするため、しっかりと準備したい」と力強く話した。

    「次代担う人材育成」掲げ

     1957年、県内2番目の市立高校として創立した。習志野市の初代市長、故白鳥義三郎氏が「次代を担う人材の育成」を掲げ、開校に尽力した。普通科、商業科に957人の生徒が在籍。卒業生は2万1000人以上に及び、幅広い分野で活躍している。

    全国レベルの部活動多数

     建学の精神は「習志野の王冠たれ」「雑草の如(ごと)く逞(たくま)しく」「文武両道」。大学、短大などへの進学率は91.5%。全国制覇の野球部やサッカー部に加え、全国コンクールで金賞常連の吹奏楽部など、高いレベルで活躍する部活動が多数ある。

     近年では、ボクシングのアジアユース選手権バンタム級王者の堤駿斗選手や、2015年の体操世界選手権の男子団体総合で37年ぶりの優勝に貢献した萱和磨選手らを輩出している。

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