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第91回選抜高校野球

センバツ出場決定 東海勢、挑め大舞台

 第91回センバツの出場32校が25日、決まった。東海3県からは2年連続30回目の東邦(愛知)と17年ぶり3回目の津田学園(三重)が選ばれ、選手たちは一足早い春の知らせに喜びをかみしめた。2校はそれぞれ「勝負強さ」と「攻撃的な野球」を武器に頂点を目指す。

    東邦 「平成最後も優勝」

     東邦は昨秋の県大会5試合で47得点を挙げ、うち4試合をコールド勝ちする圧倒的な強さで勝ち上がり、東海大会でも3年ぶり11回目の優勝を果たしセンバツ出場を決めた。森田泰弘監督は「試合で力を出し切る勝負強さがある」と話す。平成元年に優勝している同校のナインは「平成最後のセンバツを優勝で締めくくりたい」と士気を高めている。

     東邦はこれまで、春夏合わせて計46回、甲子園に出場している伝統校。センバツでは最多タイの4回優勝経験があり、平成元年も優勝している。当時の野球部員で石川昂弥(たかや)主将(2年)の父尋貴さん(47)は、後輩たちに「大会が始まる前から『優勝した』と思えるくらいまで練習してほしい」とエールを送った。

     昨春のセンバツにも出場した熊田任洋(とうよう)選手(2年)は「昨年は優勝候補と言われながら、2回戦で負けてしまった。今年こそは絶対に優勝する」と力を込めた。

     昨秋の東海大会では、不調のため思うような投球ができなかった奥田優太郎投手(2年)は「センバツまでに調子を上げ、チームの勝利に貢献する」と意気込んだ。【高井瞳】

    津田学園 攻撃的野球、貫く

     三重県桑名市の津田学園では、体育館の壁面に「センバツ出場」などと記された懸垂幕(縦8メートル、横90センチ)が掲げられると、知らせを受けて集まった生徒や野球部の保護者らから大きな拍手が起こった。グラウンドでは佐川竜朗監督が約50人の部員らに「最高の結果を持って帰れるよう練習に励んでいこう」と声をかけた。

     「打ち勝つ野球」が持ち味。素振りは本番をイメージしながら、一振り一振り丁寧に行う。ピッチングマシンを使った打撃練習では、打撃フォームを動画で撮影し、問題点の修正につなげる。公式戦でのチーム打率は3割3分9厘。東海大会では4試合中、2試合でコールド勝ちした。

     初戦から3戦連続本塁打の前川夏希選手(2年)は「出場はうれしいが、本番で勝たなければならないという気持ちの方が強い」、公式戦12試合で16打点と勝負強さが売りの阿万田琉希選手(同)も「スイングスピードを磨いていきたい」と話した。

     投手陣は、最速148キロの直球が武器の主戦・前佑囲斗(ゆいと)投手(同)が鍵を握る。前投手は「持ち味の直球だけでなく、変化球を織り交ぜて緩急をつけて試合に臨みたい」と意気込んだ。【谷口豪】

    愛工大名電以来、14年ぶりV狙う

     東海3県のセンバツ優勝は第10回大会(1933年)の岐阜商(現・県岐阜商)が最初で、計14回を誇る。愛知県は中京大中京と今大会も出場する東邦がともに4回で、学校別での優勝回数は全国最多。3位タイで3回の県岐阜商が続く。三重県は第41回(69年)の三重の1回のみだ。

     センバツとの相性の良さは勝利数にも表れる。

     1位・中京大中京(55勝)、2位・東邦(51勝)、3位タイで県岐阜商(48勝)と上位を独占。一方で、近年は優勝旗を手にすることができず、最後の優勝は第77回(2005年)の愛工大名電(愛知)だ。

     過去10年では延べ19校が出場し、3県とも4強入りが1回ずつ。東邦でセンバツ優勝も果たした阪口慶三監督率いる大垣日大(岐阜)が第82回(10年)で、豊川(愛知)は第86回(14年)で初出場ながら準決勝まで進んだ。前回大会では三重が健闘。連覇した大阪桐蔭に延長十二回にサヨナラ負けしたものの、八回まではリードを奪い王者を追い詰めた。【藤田健志】

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