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センバツ平成の名場面

/6 第63回大会(1991年) 連続サヨナラ、市川旋風

桐生第一に逆転サヨナラ勝ちし、抱き合う市川の選手たち=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1991年4月3日

 1991(平成3)年の第63回大会は初出場が9校を数え、そのうち4校が8強入りする活躍を見せ、甲子園に新風が吹きわたった。中でも、2試合連続逆転サヨナラ勝ちの離れ業を演じて準決勝に進出した市川(山梨)は鮮烈な印象を残した。

     2回戦の宇都宮学園(現文星芸大付=栃木)戦。大黒柱の樋渡卓哉投手が一回に先制され、八回にも追加点を奪われ、0-2とリードされた。九回、4番・樋渡投手の左前打で反撃の口火を切り、死球と送りバントで1死二、三塁。7番・古屋順内野手の右前への打球は右翼手が強引に突っ込んで後逸する三塁打となって土壇場で2点差を追い付いた。敬遠四球を挟み、主将の9番・今村彰宏内野手が左翼へ犠飛を打ち上げてサヨナラ勝ちを決めた。

     翌日の準々決勝の桐生第一(群馬)戦。1-0の九回に1点を奪われて同点とされ、延長十一回には本塁打を浴び、1-2と勝ち越しを許した。その裏、先頭の2番・望月健内野手が一塁前セーフティーバントを決めて出塁。送りバントで1死二塁とし、樋渡投手の左前適時打で追いついた。さらに2死一、三塁と攻め立て、古屋内野手が殊勲打を再び左前に放って、連日のサヨナラ劇が完成した。

     大会史上初の2試合連続逆転サヨナラ勝ちを収め、「ミラクル市川」と呼ばれた。=つづく


     ▽2回戦

    宇都宮学園

      100000010=2

      000000003=3

    市川

     ▽準々決勝

    桐生第一

      00000000101=2

      00100000002=3

    市川

     (延長十一回)

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