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センバツ平成の名場面

/7 第63回大会(1991年) 65年ぶり、決勝で再戦

サヨナラ勝ちで優勝を決め、喜ぶ広陵の選手たち=阪神甲子園球場で1991年4月5日

 1991(平成3)年の第63回大会の決勝は広陵(広島)と松商学園(長野)が顔を合わせた。26(大正15)年の第3回大会決勝でも広陵中と松本商として対戦した伝統校同士の65年ぶりの決勝対決は、前回同様に広陵に軍配が上がった。

     1回戦の三田学園(兵庫)戦は九回降雨のため3-3で引き分けた後の再試合を8-2で制して波に乗った広陵。松商学園のエース・上田佳範投手は1回戦の途中から準決勝まで35イニング無失点を続けていたが、小さく振り抜く打撃と正確なバントで大会ナンバーワン右腕を攻略した。

     一回に内野安打などで早くも1点を奪って上田投手の無失点記録を止めた。2-5とリードされた七回には、1死二、三塁から3番・村上啓志内野手の中前2点適時打で上田投手を降板させた。続く篠原正道外野手も松商学園の救援投手から中前適時打を放って同点とした。

     そのまま迎えた九回、2死一、二塁から広陵の8番・下松孝史外野手の打球は右翼へ舞い上がった。甲子園特有の左翼方向への浜風により押し戻されたが、右翼手に回っていた上田選手は本塁返球に備えて定位置より約5メートル前進守備を敷いていた。打球を追って差し出したグラブをすり抜けて落ちる劇的な一打となり、サヨナラ勝利が決まった。

     広陵の記録した11本の安打はすべて単打。安打で出た走者をバントで送り、適時打で還す堅実な攻撃で65年ぶりの頂点に立った。=つづく


     ▽決勝

    松商学園

      100020200=5

      100100301=6

    広陵

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