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頂点に挑む

19’センバツ龍谷大平安 名勝負選/1 創部100年、真価発揮 /京都

【平安-鹿児島工】十五回裏鹿児島工1死二塁、石神の中前打で内村が本塁を突くがタッチアウト(捕手・児玉)=阪神甲子園球場で2008年3月28日

 龍谷大平安は春夏通算74回の甲子園で172試合を戦っている。その中でただ1試合の引き分けとして記録されているのが、大会期間中に校名が変更となった2008年のセンバツ、3回戦の鹿児島工(鹿児島)戦。創部100周年でもあった。

     平安・川口、鹿児島工・内村の両先発が好投してスコアボードにゼロが並び、七回に2点ずつを取り合って延長戦へ。ここから劇的な場面が続いた。十回も1点ずつ取り合ってさらに試合は続き十四回、2死三塁のピンチでは途中出場の左翼・妻鳥が邪飛をダイビングキャッチ。十五回、1死二塁では中前打を中堅・主将の山口が一瞬はじいたが、すぐに拾ってバックホームして二塁走者を刺し、サヨナラを許さなかった。土壇場で発揮された精神力について山口は「特別な区切りの年だから」と答えた。

     翌々日の再試合も伝統の守りがさらに真価を発揮し、四回のワンチャンスを生かして1-0で逃げ切った。この春夏通算90勝目が「平安」としては最後の勝利となった。(敬称略)

        ◇

     歴代最多を更新する41回目の「春」をつかんだ龍谷大平安。そこで紡がれたあまたの名勝負の中から特に記憶に残る試合を振り返る。【矢倉健次】=随時掲載

    第80回センバツ3回戦(2008年3月28日)

    平安

      000000200100000=3

      000000200100000=3

    鹿児島工

     (延長十五回)

    〔京都版〕

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