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春に咲け

センバツ・札幌大谷 第1部/上 出場決定までの軌跡 粘り強さ身に着け 神宮大会、一戦ごとに成長 /北海道

2018年秋の神宮大会で優勝を決め、喜ぶ札幌大谷の選手たち=宮間俊樹撮影

 <第91回選抜高校野球>

     第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の出場が決まった札幌大谷と札幌第一。昨秋の明治神宮大会を制し、初出場で挑む札幌大谷と、2年ぶり3度目の出場でセンバツ初勝利を誓う札幌第一の選手たちは、春に向かって駆け出している。これまでの両校の軌跡と今を追う。【土谷純一】

     昨年11月の神宮大会決勝。エース・西原健太投手(2年)が最後の打者を抑えた瞬間、選手全員がマウンドに駆け寄り、喜びを爆発させた。七回裏に逆転の2点適時打を放った北本壮一朗選手(2年)は「あの打席まで打てていなかったので、ここで決めてやろうと思った」。結果的に決勝打になり、初出場初優勝を飾った喜びをかみしめた。

     秋季道大会は西原投手が不調で、それまで長いイニングを投げたことがなかった太田流星投手(2年)を中心に勝ち上がった。

     その西原投手が神宮大会では1回戦、決勝に登板。龍谷大平安、星稜といった甲子園常連校を相手に、得意の直球を生かして好投した。船尾隆広監督が「西原が良かったから勝てた大会」というほどの復調ぶりだった。

     秋の道大会で満足いく投球ができなかった西原投手は、系列の札幌大谷大学の神田幸輝監督に指導をあおいだ。投手出身の神田監督は、軸足が流れないよう、右膝の使い方を教えてくれた。崩れたフォームの修正に復調のカギがあった。

     一方の太田投手は、道大会からの好調を保った。横手投げから繰り出す変化球と、打者に考える間を与えない投球を駆使し、準決勝では八回まで無安打無得点。大谷の両輪が大舞台で花開き、要所で釜萢大司選手(2年)や石鳥亮選手(2年)ら打線が援護した。

     1年生の活躍も光った。西原、太田両投手の連投を避けるため、2回戦の国士舘戦では増田大貴投手(1年)が登板。増田投手は「自分の投球には満足していないが、あの舞台で投げたことで自信がついた」と手応えを語った。

     秋の道大会から神宮大会決勝までの全8試合のうち、3試合が逆転勝ち。「神宮では最初こそ緊張していたが、段々と自分たちの持ち味が出せた。大会を通して粘り強さが身に着いた」。飯田柊哉主将(2年)は一戦ごとに成長していったチームの様子をそう説明する。

     センバツ出場が決まった先月25日。船尾監督は「秋で選手たちは接戦の戦い方を覚えた。しかし神宮大会はもう過去のこと。甲子園は挑戦者として臨む」と決意を新たにした。

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