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春はばたく

第91回センバツ注目選手/3 石川昂弥投手兼三塁手(東邦・2年) チームの柱、三刀流

今大会出場選手中最多の本塁打と打点をマークした東邦の石川=小川昌宏撮影

 <第91回選抜高校野球>

    石川昂弥(たかや)投手兼三塁手

     長打と勝負強さを兼ね備える。新チーム結成後の公式戦17試合でマークした7本塁打、27打点はともに出場選手中トップ。4割7分4厘の高打率を残し、ミート力も優れている。高校通算39本塁打の強打者が2度目の甲子園に挑む。

     魅力は逆方向へのアーチだ。岐阜第一との東海大会2回戦。四回1死満塁でカーブを引きつけて右中間席へ運んだ。森田監督も「あそこまで飛ばすとは。高校生では別格」と舌を巻いた。

     その東海大会では背番号「1」を背負った。津田学園(三重)との決勝は最速144キロの直球を武器に2失点(自責点は1)完投。センバツに向けチェンジアップを習得した。主将も任され「チームのことを考えるようになった」と率先して声を出す。

     中学時に元大リーガーの野茂英雄氏が総監督を務めるNOMOジャパンに選抜された。高校は父尋貴(ひろたか)さんが野球部OBの東邦に進んだ。主将、エース、中心打者の3役を同じく担った3学年上の藤嶋健人(中日)が理想だ。

     昨年のセンバツは4打数無安打に終わり初戦敗退。「ホームランを意識せずに、走者を還す打撃をしたい」。悔しさを味わった1年前の借りは甲子園で返す。【藤田健志】=つづく

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