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センバツ平成の名場面

/12 第65回大会(1993年) 悪夢断ち切り初の頂点

閉会式で紫紺の優勝旗を手にする上宮の黒川洋行主将=1993年4月5日

 記念大会のため、例年より2校多い34校が出場した1993(平成5)年の第65回大会を制したのは、上宮(大阪)。4年前の決勝の東邦(愛知)戦で味わった逆転サヨナラ負けの悪夢を振り払い、初優勝の歓喜に浸った。

     初戦の2回戦で強豪・横浜(神奈川)に延長サヨナラ勝ちして上昇気流に乗った。続く3回戦の鹿児島実戦では、11-0とリードした八回まで無安打無得点に抑えていた背番号9のエース・牧野光将投手から背番号1の吉川晃司投手に交代させる選手起用も見せて圧勝。準々決勝、準決勝も投打がかみ合い、決勝の舞台に再び名乗りを上げた。

     決勝の相手は、接戦を次々とものにしてきた初出場の大宮東(埼玉)。この試合、安打数が大宮東の7本を下回る4本に終わった上宮だが、少ない好機を生かして四回までに3点を奪った。

     最大の勝負どころとなったのが八回の大宮東の攻撃だった。2死満塁で打者は4番・小林龍太内野手。牧野投手と松久直規捕手の上宮バッテリーは1ボール2ストライクから、勝負球に決めたカーブを4球連続して投げ込み、空振り三振に仕留めた。

     牧野投手が4球続けたカーブのうち3球はワンバウンドしたが、フルカウントから最後の7球目でバットに空を切らせた。田中秀昌監督は「あんな緊張の場面で、最高のカーブを投げてくれた」と大一番で公式戦初完封をやってのけた牧野投手をたたえた。=つづく


     ▽決勝

    上宮  100200000=3

    大宮東 000000000=0

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    4月3日の試合

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