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一味同心

19センバツ星稜 第1部・巻き返しを期す選手たち/3 ミート力向上が鍵 /石川

 <第91回選抜高校野球>

    大砲候補、鍛錬重ね 今井秀輔選手(1年)

    長打力を武器に、センバツ出場を期す星稜の今井秀輔選手=金沢市の同校で、岩壁峻撮影

     その風貌を見れば「将来はうちのクリーンアップ」と星稜・林和成監督(43)が期待を寄せるのも納得がいく。昨秋の公式戦。今井秀輔選手(1年)の出番は1打席だけだったが、それが明治神宮大会(昨年11月)での抜てきだったことに意義があった。「今まで(自チームで)全国の舞台に立てなかったので、いい経験になった」。センバツの道が開けるかも--。光が差し込んだ瞬間だった。

     金沢市立紫錦台中時代は、硬式クラブチームの「金沢リトルシニア」に在籍。3年生だった2017年には東海地区選抜で台湾遠征も経験した。地元チーム相手に本塁打を放ったことで、台湾メディアに取り上げられた逸話も持つ。「言葉が違って大変だったんですけど……」と苦笑しつつも、アジアの好敵手に才能の片りんを見せつけた。

     星稜進学を希望するきっかけになったのは、小学6年でテレビ観戦した14年の石川大会決勝。0-8の九回に小松大谷から9点を奪ってサヨナラ勝ちした、あの大逆転劇だった。中学で経験を積み、あこがれの黄色のユニホームに袖を通すことができた。

     同学年では星稜中時代から活躍していた内山壮真、知田爽汰の両選手が上級生を差し置いて打線の主軸を担っている。決して大柄ではない彼らにあって自分に足りないもの。林監督は「打撃に正確性がほしい」と指摘する。本人も自覚はあるようで、「課題はミート力。それにパワー向上」。入学直後は183センチだった身長も、さらに2センチ伸びた。恵まれた体格に甘えることのない鍛錬が求められる。

     センバツでベンチに入れるのは18人。現在は28人まで絞り込まれ、今井選手も残った。「ここからアピールして、センバツに行けたら」。あこがれは、OBの松井秀喜さん。1年生から4番を張った大先輩も、新2年生の春は甲子園の土を踏めていない。大砲候補にはベンチ入りだけでなく、定位置を確保してゴジラを超える気概を持ってほしいところだ。【岩壁峻】

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