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号外日本 南アに敗れ、準決勝進出ならず
春はばたく

第91回センバツ注目選手/6 太田流星投手(札幌大谷・2年) 新星、鈍感力で快投

投球練習をする札幌大谷の太田=札幌市東区で2019年2月2日、竹内幹撮影

 <第91回選抜高校野球>

    太田流星(りゅうせい)投手

     背番号17の救援投手が驚きの快投を演じた。昨秋の北海道大会で準決勝、決勝と序盤で崩れたエース右腕・西原に代わり、いずれも7回以上のロングリリーフで初優勝に貢献すると、明治神宮大会でも準決勝の筑陽学園(福岡)戦で八回まで無安打投球。九回に先頭打者に安打を許したものの、その名を全国にとどろかせた。

     右横手から繰り出す直球は130キロに満たない。左打者にスライダー、右打者にはシュートで内角をえぐる制球力が生命線だ。

     北海道で硬式野球部を唯一持つ付属の札幌大谷中では、同学年に西原ら投手志望者が20人もいた。1年生の時には外野に回ったが、翌年に「やっぱり投手がしたい」と転向。「どうすれば生き残れるか」を追求し、たどり着いたのが横手投げだった。

     自己流のフォームだが、昨夏から「打者に考える時間を与えたくない」と意識的に投球間隔を狭め、小気味よい投球テンポを確立して強打者を手玉に取った。

     船尾監督は「表に感情を出さず、正直、何を考えているのか分からない」と笑いつつ、「いい意味での『鈍感さ』がマウンドで役立っている」と指摘する。流れ星の名のごとく、初めての甲子園でもきらめく快投を狙っている。【和田崇】=つづく

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