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頂点に挑む

19’センバツ龍谷大平安 孫世代を支える「長老」 OB・田島さん 守備指導、悩みに助言も /京都

打撃練習を見守る田島元さん=京都市伏見区の龍谷大平安ボールパークで、矢倉健次撮影

 <第91回選抜高校野球>

     龍谷大平安ボールパーク(京都市伏見区)のグラウンドに週4回、雨の日も風の日も立ち続ける「長老」がいる。1954年度卒のOB、田島元さん(82)。指導スタッフの中で最年長で、内外野守備のフォーメーションなどを教えている。

     外野手として3年夏の時に甲子園出場。明治大や社会人野球でプレーした後は、家業に専念し少年野球の指導などをしていたが、10年ほど前に練習を見ていた際、原田英彦監督(58)に誘われてスタッフに加わった。「ノックが打てるわけでもなく、役に立てるのかとの思いもあった。ストレスのたまる監督が、ぼやき相手を求めたんでしょう」と謙遜する。しかし、温かいまなざしで動きを見守る存在感は抜群で、孫世代より若い選手たちからアドバイスを求めてくることも多い。

     「監督に見放されたみたいです」と嘆く選手には「期待されてるから怒られるんや。一生懸命やってる姿を見せろ」と励ます。そして、グラウンドの外を指さし、「山の木は何本あるんや。1本だけ見てたらあかんぞ」と広い視野で守備の動きなどを考えるよう指示する。

     「自分たちの頃は100人を超える入部者をふるい落として卒業時は10人ぐらいになっていた。今はベンチ外の選手も打撃、守備の練習量が豊富。もっとレギュラー重視でいいのではと思うこともあるが、どの子も必死で、体が大きくなっていくとうれしい」

     神戸市東灘区の自宅から往復約3時間の「通勤」だが、「しんどいと思ったことはない、指導は楽しみ」。背筋の伸びた姿は、練習の雰囲気をより引き締めている。【矢倉健次】

    〔京都版〕

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