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春はばたく

第91回センバツ注目校/8止 大分 中高一貫、呼吸ピタリ

守備練習をする大分の選手たち=森園道子撮影

 <第91回選抜高校野球>

     「6年間で選手を育てる」という方針が実を結び、センバツ初出場を果たしたのが大分だ。中高一貫の私立校で、昨秋の公式戦のレギュラーのうち7人が付属の大分中出身だ。

     大分中は2006年に新設され、11年にスポーツコースを設けるのと同時に硬式野球部を創部し、強化することを打ち出した。大分OBでプロ野球・オリックスやヤクルトの投手だった岩崎久則さん(50)を監督に招いて、シニアリーグに加盟した。中高一体の強化に向け、高校の広瀬茂部長(42)が中学のスポーツコースの責任者に就任。他部の生徒を含めて授業でメンタルの整え方などを教えた。日本高校野球連盟の規定で、中高一貫校では認められる中高共通のコーチも配置。広瀬部長は「他校の選手が高校1年から学ぶことを中学から学べている」と効果を指摘する。

     大分が初出場した14年夏の甲子園に、大分中硬式野球部1期生の1年生1人がベンチ入りし、その後は少しずつ大分の中心選手に大分中出身者が増えてきた。現在の2年生たちは大分中時代に全国大会に出場した選手が多く、実力があった。

     中学時代から一緒にプレーしている分、互いに気心が知れている。大分中出身の捕手の江川侑斗(2年)は「自分がサインを出さなくても、アイコンタクトでできる」と利点を強調する。小学5年からバッテリーを組むエース右腕の長尾凌我(同)やレギュラー内野手4人とは同じ学年で同じ中学。バントシフトなどの複雑なサインプレーも、あうんの呼吸で対応できる。

     甲子園に初出場した時の監督でもある佐野徹教頭(59)は「(強化の)いい循環ができている」と自信を持つ。14、16年の夏の甲子園はいずれも初戦敗退だったが、悲願の初勝利をつかむ準備は整いつつある。【生野貴紀】=おわり

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