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センバツ平成の名場面

/30 第76回大会(2004年) 創部3年目、史上最速の頂

初出場で優勝し、喜びを爆発させる済美の選手たち=2004年4月4日、大崎幸二撮影

 2004(平成16)年の第76回大会は、初出場の済美(愛媛)が史上最速の創部3年目で頂点に駆け上がった。昭和最後の第60回大会(1988年)で宇和島東(愛媛)を率いて初出場優勝を飾った上甲正典監督(故人)の初陣の手綱さばきが再びさえ渡った。

     前年秋の四国地区大会を制した強さは接戦でのしぶとさに表れていた。1回戦の土浦湖北(茨城)戦こそ大勝したものの、2回戦から決勝まで、4試合連続1点差勝利で強敵を退けた。

     2回戦は福井優也投手(楽天)の完封で東邦(愛知)に1-0。準々決勝の東北(宮城)戦はダルビッシュ有投手(大リーグ・カブス)に代わって先発した真壁賢守投手に抑えられ、2-6とリードされた九回、2点を返したが、2死走者なし。そこから連打で一、二塁とし、主将の3番・高橋勇丞外野手(元阪神)が左越えに逆転サヨナラ3ランを放った。準決勝は隣県の明徳義塾(高知)を7-6で振り切った。

     愛工大名電(愛知)との決勝は、天候不順のため午後4時44分プレーボール。一回に4番・鵜久森淳志外野手(元日本ハムなど)の適時打で先制。二回は福井投手が2点適時二塁打を放つなど序盤から得点を重ねた。

     福井投手は力のある直球と鋭いスライダーで要所を締める粘りの投球。愛工大名電得意のバント攻撃を逆手に取り、打者が構えたバットを狙って投げ、内野手は強いゴロとなった打球を素早く処理した。初出場優勝は95(平成7)年の第67回大会の観音寺中央(香川)以来で、4回連続で四国勢による達成となった。=つづく


     ▽決勝

    済美

      121000200=6

      003000020=5

    愛工大名電

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    4月3日の試合

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