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センバツ平成の名場面

/32 第78回大会(2006年) 日本最南端の球児はつらつ

大嶺祐太投手(中央)の元に駆け寄り、勝利を喜ぶ八重山商工の選手たち=2006年3月24日、望月亮一撮影

 2006(平成18)年の第78回大会には、沖縄県石垣島にある日本最南端の高校、八重山商工が初出場を果たした。野球部員20人のうち12人は中学硬式野球などで伊志嶺吉盛監督の指導を受け、全国大会や世界大会で好成績を収めてきたメンバー。南の島の若者は大舞台で、伸び伸びとグラウンドを駆け回った。

     選手たちは伊志嶺監督の下、猛練習を積んできた。標準タイプの約1・5倍の重さの1・3キロの特注バットを毎日700~1000回振り込み、パワーアップ。05(平成17)年秋の九州地区大会で準優勝し、甲子園行きのチケットを手にした。

     北信越地区大会優勝の高岡商(富山)との1回戦。後にプロ入りする大嶺祐太投手(ロッテ)が毎回の17奪三振の快投、打線も3番・金城長靖内野手の先制本塁打などで援護し、快勝した。

     2回戦。惜敗したとはいえ、この大会で優勝した横浜(神奈川)と互角以上に渡り合った。失策や暴投も絡んで四回に大量失点し、1-7で迎えた八回、金城長内野手の安打を皮切りに6連打で一気に5点。1点差を追う九回も2死二、三塁と追いすがったが、あと一歩届かず。6安打の横浜に対し、14安打を放った。

     アルプス席には1回戦に続き、多くの島人たちが詰め掛け、声援を送った。試合後、横浜の校歌が終わると、指笛が鳴り響き、スタンド前に整列して一礼する選手たちに「ユーギバレーン(よく頑張った)」と声が飛んだ。八重山商工は06年夏の甲子園にも初出場を果たした。=つづく


     ▽1回戦

    高岡商

      000110000=2

      10200020×=5

    八重山商工

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    4月3日の試合

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