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第91回選抜高校野球

監督対談/上 龍谷大平安・原田監督、福知山成美・井本監督 /京都

(左)福知山成美の井本自宣監督、(右)龍谷大平安の原田英彦監督=いずれも京都市上京区の毎日新聞京都支局で、南陽子撮影

 <センバツ2019>

     第91回選抜高校野球大会(23日開幕、阪神甲子園球場)に府内から4年ぶりの2校出場となる龍谷大平安(3年ぶり41回目)と福知山成美(5年ぶり3回目)。あと1勝に迫った府勢の春夏通算200勝達成を共に目指し、頂点を目指して切磋琢磨(せっさたくま)する両校の原田英彦・龍谷大平安監督(58)と井本自宣(さだよし)・福知山成美監督(45)が4日、毎日新聞京都支局(京都市上京区)で大会にかける思いや、自らの野球観を語り合った。2回に分けて紹介する。【司会・今西拓人・毎日新聞京都支局長、まとめ・矢倉健次】

    原田氏、目標にされなければ/井本氏、結果を出したかった

     --今年のチームの特徴などを。

     原田 昨夏の甲子園を経験した主将の水谷(外野手)、北村(内野手)を中心に元気がある。昨秋はチームづくりが遅れ、夏を目標にじっくりと思ったが、いい意味で予想を裏切って近畿大会優勝という成果を出してくれた。

     井本 昨年からのメンバーが多く、結果を出したかった。投手の制球が良く、野手がしっかり守ってアウトを重ねる守りのチーム。小橋(投手)、岡田(内野手)がよく引っ張ってくれた。センバツ出場が微妙で、だめなら選手のモチベーションをどう維持しようか悩んでいたが、決まって良かった。

     -選考委員会で「京都のレベルが高い」と評価されたが、どう受け止めているか。

     原田 2005年秋は京都1位で近畿ベスト8に入ったのに翌春選ばれず「兵庫、大阪より下に見られている」と悔しい思いをしたこともあるので素直にうれしい。平安が強く、目標にされなければレベルは上がらないという自負がある。

     井本 「平安を倒さなければ」という気持ちが他校を強くするのは確か。最近の京都のチームは150キロの投手のような突出した存在はいなくても、選手が束になって粘り強くかかっていき、簡単に試合をあきらめない。

     --野球を通じて学んだこと、選手に学んでほしいことは。

     井本 私自身は野球で苦しかったこと、やりきったことの思い出が、その後の壁を乗り越える自信になった。部訓は規律、謙虚、感謝だが、規律の部分で選手にはまずルールを覚え、守ることの大切さを知ってほしい。これが理解できなければ、野球自体ができない。感謝の部分では、周囲の協力で自分の好きなことをやらせてもらっているのだから、最後の夏ぐらいは支えてくれた人のためだけに気持ちを込めてプレーしてもいいと思う。

     原田 生きる力、方法など全てを学んだと思っている。具体的には、どうやって世の中を渡っていくかや、人との接し方など。一昔前は選手たちが自分で自立するために必要なことを学んだが、最近の選手は幼稚になってきて教えなければいけないので難しい。スマホなどで簡単に情報が得られるようになり、考える力が弱くなっているのではないか。それと、自分が一生懸命やってる姿を見せることが親への感謝の表現だということを知ってほしい。

     --目標や理想とした指導者はいるか。

     井本 前任者で高校の恩師でもある田所孝二監督からは多くを教えてもらった。強烈なプラス思考で、私が監督になって初の大会で1回戦敗退して落ち込んだ時は「大丈夫、初戦負けした時の次は、大体決勝へ行ってるから」と声をかけられ、気持ちが楽になった。自分の性格ではなかなかできない。

     原田 座右の銘や目標とする指導者は全くない。自分自身を信じ、人のまねはしたくない。「マイナス思考」なので、常に悪いことが起きたら、どん底に落ち込んだらどうするかと考えるのが基本になっている。

    〔京都版〕

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