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センバツ平成の名場面

/40 第81回大会(2009年) 菊池雄星、1球に泣く

初優勝を決め、今村猛投手(中央)に駆け寄り、喜ぶ清峰の選手たち。後方右は花巻東の菊池雄星投手=2009年4月2日、小松雄介撮影

 2009(平成21)年の第81回大会は、3年ぶり2回目出場で2度目の決勝に臨んだ清峰が初優勝、長崎県勢としても春夏通じて初優勝を果たした。春夏の甲子園で公立校の優勝はこの大会の清峰以降、出ていない。

     岩手県勢として初めて決勝に進み、東北勢悲願の大旗を目指した花巻東との対決。後にプロ入りした清峰・今村猛(広島)、花巻東・菊池雄星(米大リーグ・マリナーズ)両投手の投げ合いとなった。

     両校ゼロ行進が続いた七回、清峰は2死から8番・嶋崎幸平内野手が四球で出塁。9番・橋本洋俊内野手はボールカウント1-1から直球を狙った。菊池投手の直球はこの日最速の144キロを記録したが、やや甘かった。振り抜いた打球は中堅手の頭上を越え、嶋崎内野手が一気に生還した。

     花巻東も反撃を見せたが、清峰の防御網は堅かった。八回には連打で1死一、二塁とし、この大会中に何度も見せた機動力で活路を開こうと二塁走者が三盗を試みるも失敗。九回も2死一、二塁と攻めたが、代打・佐々木大樹選手が左飛に打ち取られ、あと一歩届かなかった。

     この大会3度目の完封をやってのけた今村投手は試合後もポーカーフェースで「まだ実感ないです」。1球に泣いた菊池投手は「まだ野球の神様が練習不足と言っているのだと思う」。

     この大会に21世紀枠で初出場した利府(宮城)が掛川西(静岡)、習志野(千葉)、早稲田実(東京)を撃破して準決勝進出。花巻東とともに、みちのく旋風を起こした。=つづく


     ▽決勝

    清峰  000000100=1

    花巻東 000000000=0

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    4月3日の試合

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