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投手の肩肘を守るには

第91回センバツを前に/1 球数制限、監督75%「反対」

今大会出場監督の球数制限への賛否

 <第91回選抜高校野球>

     新潟県高校野球連盟が今年の春季県大会での導入を発表した投手の球数制限。日本高野連は同県高野連に対して実施の再考を申し入れる一方、専門家らによる「投手の障害予防に関する有識者会議」を来月発足させる。第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の23日開幕を前に、高校野球で投手の肩や肘を守るにはどうすればいいのか、健康管理のあり方を考える。

     毎日新聞が今大会出場32校の監督に投手の健康管理に関するアンケートを行ったところ、球数制限に「賛成」は7人、「反対」は24人、「どちらとも言えない」が1人だった。賛成7人のうち、「甲子園大会のみ導入」が2人、「甲子園に直接つながらない春季大会や1年生大会などで実施」が4人で、「全ての大会で実施」は1人だけだった。

     反対理由の多くは「待球作戦がはびこる」というものだ。新潟県高野連の「100球到達で次の回から交代」なら、打者は2ストライクまで振らず、追い込まれたらファウルで粘り、投手に早く100球を投げさせようとする。智弁和歌山・中谷仁監督(39)は「ファウルを打つ練習をするチームが出てくるのでは」と懸念する。いかに打つかではなく、いかに球数を投げさせるかが目的になり、野球の魅力が失われかねない。また、球数が増え、投手交代も多くなることで試合時間が延び、選手の負担が増える可能性もある。

     U18(18歳以下)高校日本代表ヘッドコーチの八戸学院光星・仲井宗基監督(48)は国際大会に臨む上でも球数制限はマイナスと捉える。「海外の投手はストライク先行で来るので積極的に振らないといけない。待球作戦は日本の野球のレベルの低下につながる」と断言する。

     一方、広陵・中井哲之監督(56)は球数制限に「将来的には全ての大会で導入した方がいいと思う」と全面賛成だ。同校では例年、甲子園大会初戦は全校応援だったが、猛暑の昨夏は自主応援に切り替わった経緯もあって「選手と観客の負担軽減のため、7回制にしてもいい」と提案し、その延長で球数制限にも賛成する。「応援してくれる人がいてこその高校野球。待球作戦なんてしたら(一般ファンに)応援されなくなる」と訴える。

     投手の肩肘を守るために導入が取りざたされる球数制限。今大会出場監督の多くが導入反対で、全面賛成は1人だけであり、導入にはさまざまな懸案を解決する必要がありそうだ。【安田光高】=つづく


    賛成した監督が導入していいと考える大会

    春季大会と1年生大会など    3人

    甲子園大会           2人

    1年生大会など春夏秋以外の大会 1人

    全ての大会           1人

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