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春疾風

2019センバツ 選手紹介 桐蔭学園/上 /神奈川

 今月23日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する第91回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催)。県内からは桐蔭学園(16年ぶり6回目)と、横浜(5年ぶり16回目)が出場する。夢舞台に挑む両校の登録メンバー各18人の横顔を紹介する。まずは名門復活を目指す桐蔭学園から。【洪〓香】

    「考える投球」を徹底 伊礼海斗投手(2年)

     背番号「11」の投手として臨んだ昨秋の関東地区大会で、2試合連続完投勝利と結果を残した。ただエースナンバーの「1」を背負って挑んだ明治神宮野球大会は初戦で大敗。「一球で試合の流れが変わってしまう恐ろしさを痛感した」

     この冬は鏡の前で投球動作を繰り返し、自分のフォームを緻密に確認した。一球一球スパイクの跡を見て、体重移動を意識するなど「考える投球」を徹底してきた。

     打たせて取るのが持ち味。再びエースとして臨む甲子園で「冬に磨いてきた直球の切れや威力で、秋とは違った姿を見せたい」。

    「五枚看板」をけん引 清水聖捕手(2年)

     片桐健一監督は「練習中にミスをして周りの選手に怒られても、絶対にふてくされない。我慢強い子」と評する。「五枚看板」の投手陣の特徴や性格を把握し、声のかけ方、間の取り方に気を使う。

     昨秋の関東地区大会決勝で、先発しながら5失点して外野の守備に回った山崎駿選手は、清水選手の言葉に励まされたという。「戦っているのは山崎だけじゃなくてチーム。バッティングで巻き返すチャンスがある。頼んだぞ」

     「投手を引っ張るのが仕事。甲子園では相手打者が何を狙っているのかを見極め、声を出していきたい」

    重責担う不動の4番 上川航平一塁手(2年)

     スポーツ経験は水泳、テニス、バスケットボールと幅広く、身体能力が高い。強みは強肩と打球の速さだ。

     昨秋の公式戦で、3割7分と高打率を残した不動の4番打者。片桐健一監督は「体が強いから長打も右方向にも打てる。この子かな」と思い、重責を任せたという。

     自分の役割は「ライナーで外野を抜くことだ」と言う。この冬は15キロのハンマーで腕力を強化。はじめは長く持ち遠心力を使って振っていたハンマーが、慣れるにつれて短く持てるようになった。センバツでは「自分の力を信じてどこまでできるかを試したい」

    職人肌の守備に定評 山本慎太朗二塁手(2年)

     日体大の男子バレーボール部監督を務める父健之さん(49)、女子バスケットボール選手の姉麻衣さん(19)を家族に持つ。

     内野の守備、特に打球への出足の良さに定評がある。県高校野球連盟の反町聡之会長には「相手の好機を度々併殺でしのぐ」と言われ、片桐健一監督も守備を「職人肌」と評する。

     「野手の間を抜けそうな打球を捕球し、守備でチームの力になりたい」。初戦で勢いに乗り関東地区大会を優勝した経験から、甲子園では「1」にこだわるとも言う。「初戦を納得いく形で乗り切りたい」

    同級生引っ張る成長株 川久保瞭太三塁手(1年)

     副主将の山崎駿選手から「この冬、一番成長した選手」と評される。技術向上に集中していたが、同級生にバッティングを教える姿も。仲間が怒られていたら、理由を聞き、改善策を一緒に考えるという。

     「試合に出ている自分が同学年を引っ張っていかなければいけない」と自覚が生まれた。昨秋の関東地区大会は攻守で躍動し、三塁手の守備では、ファウルグラウンドの飛球をダイビングキャッチする場面もあった。

     「甲子園では簡単なゴロもきちんとさばき、とにかくミスをせずに得意な守備を見せつけたい」

    主将、悔しさと自信胸に 森敬斗遊撃手(2年)

     強いチームで野球をしたいと静岡県を離れ、高校野球激戦区・神奈川県の名門、桐蔭学園に入学。主将としてチームをけん引する。

     昨秋の関東地区大会初戦では九回裏、1死満塁の好機で三振して涙を見せた後輩を「まだ勝負は終わっていない」と一喝。自ら逆転サヨナラ満塁本塁打を放った。決勝でも2本塁打を放ち、チームを優勝へと導いた。

     常に次のステージを見据える。「チームは関東の覇者ではなく(明治神宮野球大会の)敗者。その悔しさと、量も質もこれだけ練習したんだという自信を胸に、甲子園で全てを出し切りたい」

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    4月3日の試合

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