メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

春疾風

2019センバツ 選手紹介 桐蔭学園/下 /神奈川

 <第91回選抜高校野球>

    雰囲気づくりに一役 大谷部龍亜内野手(2年)

     昨秋の明治神宮野球大会の初戦。ベンチの雰囲気が暗いと感じた。その直後に七回コールド負け。「自分たちの課題は劣勢だと気持ちが沈んでしまうことだ」。副主将として、チーム全体により気を配るように心掛けている。

     1年生と2年生との間に意識の差があるとも感じた。それを埋めようと、1年生のミーティングに顔を出し、「もっと意見を出し合って意味のある話し合いにしよう」とアドバイスした。

     センバツに向け「チームが良い雰囲気になるよう、率先して一声かけられるようにしたい」と語る。

    打線のつなぎ役に意欲 文珠玄基外野手(1年)

     体力に自信を持つ。体育授業の約880メートルを4周する長距離走で10分48秒を記録。野球部はもちろん、学年で1番のタイムを誇る。

     冬の強化期間中、ベンチ入りメンバーではない同級生たちが早朝4時半からグラウンドで練習をしていた。「同じ学年の仲間が頑張っているのに自分は寝ていたくない」。傍らで自主練習に励んだ。

     昨秋の公式戦では片桐健一監督から右方向を狙うよう指示される場面が多かったという。だからこそ、自主練習でそれを意識したバッティングを積み重ねた。甲子園に向け「打線のつなぎ役になりたい」と意気込む。

    父の教え胸に練習励む 石島功大外野手(2年)

     試合が終わると、元明大野球部の父克哉さん(48)から寮に電話がかかってくる。「体を開くタイミングが早い。ヘッドが入りすぎているから大振りしてしまうんだぞ」

     中学時代は仕事を終えてからスイングを指導してくれた。今も週末には、埼玉県から車で2時間半かけて練習を見に来てくれる。自主練習で心が折れそうになった時、父の教えを思い出す。

     冬の強化期間中は他の部員よりも多くバットを振ったと自負している。代打の自分が必要とされるのは試合後半の競った場面。「自信を持って勝負強さをぶつけたい」

    「勝負分ける一打」に集中 神田一汰内野手(1年)

     昨秋の公式戦は、12試合で12安打9打点、打率4割4分4厘。ここぞというところで勝負強さを発揮し、関東地区大会ではスタメンとして出場した。続く明治神宮野球大会も代打出場し、右前適時打で1打点を記録した。「見たか」と気分は爽快だった。

     代打で試合に出ることは「その場面での自分の一打にチームの勝敗がかかっているということ。1打席に全てをかけて、与えられた役割をまっとうしたい」と話す。

     スタメンと代打の両方を経験している。だからこそ「厳しい状況でチームの流れを変えたい」と意気込む。

    「1打席で仕留める」意識 太田智内野手(2年)

     昨秋の関東地区大会ではベンチ入りメンバーから漏れたが、センバツでは悲願のメンバー入りを果たした。

     昨夏の新チームの発足2日目に自打球が左すねを直撃。死球で痛めていたのと同じところで手術をし、9月末に練習に復帰した。仲間に追いつこうと、自主練習では毎朝5時半に誰もいないグラウンドで、素振りや「置きティー」などに励んだ。全ては代打で試合に出るためだ。

     「1打席で仕留められるよう、10球ではなく1球を10本、一つの球を流さない意識で取り組んできた」。日々の練習が試合につながると信じている。

    ピンチ切り抜ける投球を 鈴木啓悟投手(2年)

     「相手校の打者は1番から9番まで鈴木の球を打てそうだった」。昨秋の関東地区大会の初戦後、ベンチ裏で片桐健一監督に言われた言葉が忘れられない。やるせない気持ちを胸に、冬の強化期間中、厳しい練習を耐え抜いた。

     片桐監督からは「絶体絶命のピンチを切り抜けて流れを変えてほしい」と期待されている。慌てず冷静に、相手打者を一人一人抑える能力を買われているからだ。

     「関東大会で出番がなかったからこそ、甲子園ではピンチで試合の流れを変え、味方の攻撃を勢いづけるような投球がしたい」

    毎日新聞のアカウント

    4月3日の試合

    話題の記事

    関連サイト