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第91回選抜高校野球

戦力分析/上 智弁和歌山 エース、投手陣けん引 つなぐ打線と中軸の長打力 /和歌山

対戦チームが決まり、センバツまでの取り組みについて中谷仁監督(左)の話を聞く智弁和歌山の選手たち=和歌山市冬野の同校で、砂押健太撮影

 <センバツ2019>

     第91回選抜高校野球大会の組み合わせが決まり、市和歌山と智弁和歌山の県勢2校はそれぞれの初戦に照準を合わせて最終調整に入った。23日の開幕を目前に控え、チームの特徴と意気込みを2回にわたって紹介する。

     智弁和歌山は出場32校中、最後の登場となる大会第6日第1試合(28日午前9時開始予定)で、21世紀枠の熊本西(熊本)と対戦する。ひと冬を越え、投手陣は安定感を増し、持ち前の打線にも一層の力強さが加わり、投打にわたる総合力は確実に上がっている。

     昨年のセンバツ3試合に登板した主戦の右腕・池田陽佑投手(2年)はより緩急のある投球を身につけた。投手陣を引っ張る意識も高く、精神面でエースらしさが出てきた。

     昨秋の公式戦で池田陽投手とともにチームの勝利に貢献した左腕・池田泰騎投手(1年)はより制球が良くなり、本塁打を浴びても動揺しないメンタルも培った。

     チーム最速の球速143キロを記録し、中谷仁監督から「潜在能力はチーム1」と言われている小林樹斗投手(1年)は球のキレに一層の磨きをかけた。山本雄太投手(2年)は昨年末にオーバースローからサイドスローに変え、球速・制球力ともにアップし、順調な成長を見せる。中谷監督は「期待できる投手陣に仕上がっている」と自信を見せる。

     捕手経験豊富な中谷監督から「周りを活躍させるような働きを」と指導を受けている東妻純平捕手(2年)は観察力と人間性を磨き、リード面で成長を遂げた。

     打撃は、新チーム発足以降の特徴だった切れ目のない打線に加え、今月上旬に始まった対外試合では多くの本塁打が生まれ、長打力もアップしている。今月9~13日に実施した6試合の対外試合で、中軸を担う黒川史陽(2年)、東妻純平、根来塁(2年)の各選手らを中心に計14本塁打が飛び出し、調子を上げている。

     1番に起用が予想される細川凌平選手(1年)は俊足で出塁率は高く、2番の西川晋太郎選手(2年)も中軸へ着実につないでいる。6番の佐藤樹選手(2年)は「打撃練習や実戦練習での結果が中軸よりも良い」(中谷監督)と活躍に期待がかかる。

     中谷監督は「選手同士の会話が多く、良い雰囲気になっている。主将の黒川を中心に粘り強く、勝ちへの執念もある」と手応えを話す。自らの甲子園初采配については「(前監督の)高嶋仁先生のような立ち居振る舞いはできないが、選手と一緒に動き回って平常心で臨みたい」と語った。【砂押健太】

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