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秋田センバツ平成史

/上 第62回大会(1990年) 東北初、KKダブル出場 金足農と秋田経法大付 /秋田

秋田経法大付の初戦での逆転負けを報じる1990年3月27日付毎日新聞秋田県版=岸達也撮影

 平成最後の選抜高校野球大会(センバツ)が23日、阪神甲子園球場で開幕する。平成のセンバツ史に刻まれた、県勢の戦いぶりを振り返りたい。【高野裕士】

     1990(平成2)年の第62回大会。県勢でセンバツの切符を得たのは「KK」と呼ばれた県内のライバルの2校だった。前年の秋季東北大会準優勝の金足農と、4強に進出した秋田経法大付(現明桜)。当時、東北の1県から同時に2校がセンバツに出場するのは、史上初だった。

     金足農が甲子園の土を踏んだのは、84年の夏以来だった。84年夏、金足農は準決勝に進出し、「KKコンビ」と呼ばれた桑田真澄・清原和博両選手(共に元巨人など)を擁するPL学園(大阪府)とぶつかり2-3で苦杯をなめた。

     一方の秋田経法大付は89年夏にまだ1年生の左腕、中川申也選手(元阪神)の活躍で、84年の金足農以来の県勢甲子園4強入りを果たしていた。

    ともに初戦で敗退

     秋田経法大付は開幕戦で鹿児島実(鹿児島)と対戦。両者無得点で迎えた四回裏、半田貴志主将の適時打などで2点を先制。六回表に追いつかれるが、その裏に再び半田主将の安打などで勝ち越し。八回裏にも1点を加え4-2とし、九州大会王者の鹿児島実を追い詰めた。

     しかし九回表、「甲子園の魔物」につかまり、一挙3点を奪われ逆転を許し4-5で初戦敗退となった。

     一方の金足農は4日目の第4試合で柳ケ浦(大分)と対戦。ナイター照明がともる中、こちらも白熱のシーソーゲームとなった。五回裏に先制を許すが、六回表にチームの十八番であるスクイズを目黒渉主将が決めて同点に追い付く。七回裏に再び勝ち越されても、八回表に中泉一豊外野手(現金足農監督)の適時打などで逆転し、リードを奪った。

     しかし八回裏に逆転を許し3-5で結局敗戦。「試合終了の瞬間は、『勝ちが目の前だったんだけれどなあ』と正直思いましたね。この経験から、試合終了まで何が起こるか分からないということを学びました」。中泉さんは29年前を思い、悔しさをにじませる。

    平成最後の夏も激突

     東北初だった1県からのダブル出場と、終盤に逆転を許しての初戦敗退に終わった「KK」。この2チームは約30年の時を経て、2017、18年と2年連続で夏の秋田大会決勝でしのぎを削った。17年夏の切符は明桜が18年夏の切符は金足農が手に入れる。そして、金足農は平成最後となる18年夏の甲子園で準優勝し、全国的な金足農旋風を沸き起こした。


    平成の県勢センバツ成績

    1989年(平成元年)秋田     初戦敗退

      90年 (同2年)金足農    初戦敗退

               秋田経法大付 初戦敗退

      93年 (同5年)秋田経法大付 初戦敗退

      94年 (同6年)秋田     初戦敗退

      96年 (同8年)秋田     初戦敗退

      99年(同11年)金足農    初戦敗退

    2000年(同12年)秋田経法大付 初戦敗退

      02年(同14年)秋田経法大付 初戦敗退

      04年(同16年)秋田商    8強進出

      06年(同18年)秋田商    8強進出

      10年(同22年)秋田商    初戦敗退

      11年(同23年)大館鳳鳴   初戦敗退

      15年(同27年)大曲工    2回戦進出

      18年(同30年)由利工    初戦敗退


    センバツ全試合ライブ配信

     第91回選抜高校野球大会の全試合を公式サイト「センバツLIVE!2019」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)でライブ配信します。

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