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春に挑む・国士舘センバツへ

戦力分析/上 打撃力 主力選手全員が3割超 /東京

力強い打球を放つため、後ろから投げられたボールで打撃練習をする国士舘の選手たち=東京都多摩市で、藤井達也撮影

 第91回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催)が23日開幕する。10年ぶり9回目の出場となる国士舘は、大会第5日第1試合(27日午前9時開始予定)で明石商(兵庫)と対戦する。19年ぶりのセンバツ勝利を目指すチームの打撃力、守備・投手力を2回に分けて分析する。【川村咲平】

     昨秋の東京大会と、続く明治神宮大会を通じてのチーム打率は2割9分9厘。バッテリーを除く主力選手の全員が3割を超えており、永田昌弘監督は「打撃力は昨年のチーム以上」と自信をみせる。切れ目のない打線は、どこからでも得点を生み出せる能力がある。

     理想の攻撃パターンは1、2番が出塁し、クリーンアップが得点するオーソドックスな展開だ。チームで唯一、昨夏からレギュラー入りしている黒川麟太朗選手(3年)、チーム一の俊足を誇る渡辺伸太郎選手(3年)が、好機の起点となる1、2番を担う。

     黒川選手は変化球への対応力に優れ、積極的な打撃が持ち味。冬場は下半身強化に取り組み、課題だったパワー不足を克服した。

     渡辺選手は50メートル5秒8の俊足に加え、バントの技術が高い。春に入ってから調子が上向き、紅白戦や練習試合では長短打も連発している。けがの影響で秋は出番が少なかった松室直樹主将(3年)も俊足だ。甲子園でスタメン入りを目指す。

     東京、神宮の両大会で不動の4番に座ったのが黒沢孟朗(たろう)選手(2年)。永田監督は「あいつに回せば何とかなる」と厚い信頼を寄せる。今年1月、授業の柔道寒稽古(げいこ)で左足首脱臼骨折と靱帯(じんたい)損傷に見舞われ、センバツ出場が危ぶまれたが、3月上旬にチームに合流。直後の沖縄遠征は代打で出場し、好成績を残している。

     ほかにも、バットコントロールのうまい森中翼選手(3年)、秋は勝負強い打撃で勝利に貢献した鎌田州真選手(2年)ら、実力の高い選手が並ぶ。

     国士舘野球部の伝統は、機動力を生かした積極的な攻撃といわれるが、永田監督は「今年は足の速い選手が少ない」と苦笑いする。東京大会、明治神宮大会の盗塁数は1試合平均1・11。決して多いとは言えない。

     それでも、平均犠打飛の3・22は、センバツ出場32チームの中で6番目に多い。盗塁数が少なくても、バントやヒットエンドランなど、小技を絡めて得点を重ねる機動力で、好機を確実にものにしたいところだ。

    〔都内版〕

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