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第91回選抜高校野球

選手宣誓 広陵・秋山主将「100点です」

開会式で選手宣誓をする広陵の秋山主将=山田尚弘撮影

 <2019 第91回センバツ高校野球>

     「緊張したが、堂々と間違えずにできたので100点です」。開会式の選手宣誓を終えた広陵(広島)の秋山功太郎主将(3年)は、安堵(あんど)した様子で語った。

     捕手としてもチームの要になってきた。センバツ出場が決まった翌2月、練習中にボールが下腹部に当たり重傷を負って入院した。

     岡山県出身で寮生活を送るが、直後から母裕子さん(49)が駆けつけてくれた。「人生に無駄なことはない。だから前を向いて」。病室での母の言葉が、胸にしみた。

     2週間ほどの療養を経て練習に復帰。恐怖心が拭えず守備でミスが目立った。それでも周囲は「お前の打つところが見たい」などとポジティブになれるよう声をかけてくれた。

     選手宣誓の言葉は、チームメートらと一緒に考えた。一番伝えたいメッセージが「ありがとう」だった。入院生活を経て「親や友人、指導者のお陰で野球ができている」と改めて実感したからだ。

     昨年7月の西日本豪雨で広島、岡山は甚大な被害に見舞われた。中国地区の代表として、被災者への思いを盛り込むことも頭をよぎったが、この日はあえて触れなかったという。「つらい体験を思い出してしまう人もいるかもしれないし、新しい未来を切り開きたい」【隈元悠太】


    選手宣誓全文

     91回を迎えたこの選抜大会は平成を締めくくる大会です。今まで、多くの先輩方が紡いできた伝統を私たちは受け継ぎ新たな時代を築いていきます。

     今、私たちは、たくさんの方々に支えられて、あこがれの場所に立っています。汗と涙を流して励ましあった仲間、いつも支えてくれる家族、応援してくださる全国の方々にありがとうの気持ちで平成最後の甲子園を最後まであきらめず正々堂々と戦い抜きます。

     そして、高校生らしいはつらつとしたプレーで日本中に笑顔の花を咲かせることを誓います。

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