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第91回選抜高校野球

市和歌山、延長戦制す

 <2019 第91回センバツ高校野球>

     23日は開会式の後、1回戦3試合。第1試合は市和歌山が呉(広島)に延長十一回サヨナラ勝ちし、14年ぶりの初戦突破で和歌山県勢の大会通算100勝を達成。第2試合は、準優勝した第88回大会(2016年)以来の出場の高松商(香川)と、22年ぶりの初戦突破を目指す春日部共栄(埼玉)が顔を合わせる。第3試合は、準優勝した前々回大会以来の出場の履正社(大阪)と3季連続甲子園出場の星稜(石川)がぶつかる。

     ▽第1試合=1回戦

    呉(広島)

      00000010100=2

      10001000001=3

    市和歌山(和歌山)

     (延長十一回)

     呉は右腕・沼田仁、市和歌山は左腕・岩本が先発。

     市和歌山は一回、山野、下井田の連続長短打で無死一、三塁とし、緒方の三ゴロ併殺打の間に1点先取した。市和歌山は五回1死一、二塁から緒方の左前適時打で1点を加えた。

     呉は七回2死二塁、チーム初安打となる池田の右前適時打で1点を返した。

     呉は九回1死三塁から真田の捕前スクイズ(記録は犠打野選)で追いついた。

     延長戦に入った。

     市和歌山は延長十一回2死二塁から片上の中前適時打でサヨナラ勝ちした。

     ▽第2試合=1回戦

     春日部共栄は右腕・村田、高松商は左腕・香川が先発。


    兄弟で出場、夢かなう 市和歌山の上原拓海選手(2年)

     市立高対決となった開幕試合。呉(広島)との初戦に臨んだ市和歌山の上原拓海選手(2年)は、智弁和歌山でベンチ入りする兄・佑斗選手(3年)とともに兄弟で甲子園出場という夢をかなえ、大舞台に立った。

     組み合わせ抽選会があった15日。和歌山市の自宅で、兄から「開幕戦は緊張するやろ」と声をかけられ、「観客が多くて緊張するかも」と応じた。「開幕戦なんてなかなか経験できない。楽しんでこい」。兄の言葉で、リラックスできた。

     小中学時代は、地元の同じ野球チームでプレーした。前回センバツ準優勝の強豪校に進んだ兄と違う道を歩むが、一緒に憧れのグラウンドに立つという目標は、ずっと胸にあった。家では一緒に素振りをし、動画で撮影し合い、アドバイスを受けることもある。試合の前日も兄から「がんばれよ」と電話がかかってきた。

     和歌山勢同士が対戦できるのは、決勝の舞台しかない。そこまで勝ち上がり、兄のいるチームに挑みたいと思っている。【後藤奈緒、砂押健太】


    伸びやかな歌声

     開会式では千葉県立幕張総合高校の菅谷茉友(まゆ)さん(18)が国歌を独唱し、伸びやかな歌声を球場に響かせた。

     「みなさんの心に歌が届くように一つ一つの言葉を丁寧に歌いたい」と話していた菅谷さん。この日は落ち着いた表情で壇上に立ち、力強く歌い上げた。式典後は「観衆の多さに引き締まった気持ちになった。国歌は重みがあり、心構えをして臨んだ。いつも通り、やってきたことは出せたと思う」と笑顔を見せた。【加藤佑輔】

    負傷を乗り越え堂々と選手宣誓

     「緊張したが、堂々と間違えずにできたので100点です」。開会式の選手宣誓を終えた広陵(広島)の秋山功太郎主将(3年)は、安堵(あんど)した様子で語った。

     捕手としてもチームの要になってきた。センバツ出場が決まった翌2月、練習中にボールが下腹部に当たり重傷を負い入院。練習に参加できなくなったことへの焦りとショックで、まぶたを腫らした。

     2週間ほどの療養を経て練習に復帰すると、周囲は普段と同じように迎えてくれた。

     選手宣誓の言葉は、チームメートらと考えた。一番伝えたいメッセージが「ありがとう」だった。【隈元悠太】


    選手宣誓(全文)

     91回を迎えたこの選抜大会は平成を締めくくる大会です。今まで、多くの先輩方が紡いできた伝統を私たちは受け継ぎ新たな時代を築いていきます。

     今、私たちは、たくさんの方々に支えられて、あこがれの場所に立っています。汗と涙を流して励ましあった仲間、いつも支えてくれる家族、応援してくださる全国の方々にありがとうの気持ちで平成最後の甲子園を最後まであきらめず正々堂々と戦い抜きます。

     そして、高校生らしいはつらつとしたプレーで日本中に笑顔の花を咲かせることを誓います。

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    4月3日の試合

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