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履正社、初戦突破ならず 4番・井上広大「力つけて夏こそ」

【星稜-履正社】九回裏、併殺打に倒れ最後の打者となった井上広大選手=阪神甲子園球場で2019年3月23日、幾島健太郎撮影

第91回選抜高校野球

 ○星稜3-0履正社●(23日・甲子園)

 センバツ開幕日の23日、1回戦随一の注目カードとなった第3試合で4番を任された履正社(大阪)の井上広大(こうた)選手(3年)は、入学後に体重を10キロ増やし、初めての甲子園に臨んだ。身長187センチ、95キロ。地元の管理栄養士らのサポートで、均整の取れた肉体作りに成功した。大会屈指の右腕に阻まれ初戦突破はかなわなかったが、夏を見据えて雪辱を期す。

 寮がなく、ほとんどの部員が自宅から通う同校では、家庭での食生活が体作りの鍵になる。10年ほど前から栄養学を学ぶ地元の女性らがボランティアで、選手やその家族に食事指導してくれるようになった。3カ月に1度、個別面談で必要な食事の量や不足栄養素について指摘。部員58人の栄養管理を担う。

 入学直後から井上選手を支えてきたのが、管理栄養士の太田桃子さん(23)だ。一時期は昼にご飯3合を食べていた井上選手に、筋肉を消耗させないよう3食の合間にも食事を取る「補食」を助言。母貴美さん(50)が作ってくれるおにぎり五つ、パン四つを練習中などにもほおばるようになった。ビタミンの不足も指摘され、母がいつも家にミカンを用意してくれた。

 ウエートトレーニングも重ね、筋肉で体重を増やした。昨秋から4番を任され、センバツまでの公式戦ではチーム最多の3本塁打を記録。「長打力が明らかに増した」。手応えを口にし、「食事の影響も大きい。太田さんの指導と母の手料理のお陰」と感謝する。

 この日、3点を追う九回1死の好機で打席を迎えたが、併殺打に倒れて最後の打者になった。星稜(石川)の本格派右腕・奥川恭伸投手(3年)に無安打に抑えこまれた。「今まで対戦した中で一番の投手だった」と認めつつ、悔しさを糧に誓った。「(奥川投手のレベルに)対応できる力を身に着けて、夏に戻ってくる」【池田一生】

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