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第91回選抜高校野球

1回戦 広陵、好機でつなぐ 八戸学院光星に2-0 スタンド最高潮 /広島

【八戸学院光星-広陵】八戸学院光星を破り校歌を歌う広陵の選手たち=阪神甲子園球場で2019年3月26日、幾島健太郎撮影

 <センバツ2019>

     第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は大会第4日の26日、県勢の広陵が八戸学院光星(青森)と対戦。2-0で初戦を突破した。エース・河野佳投手(3年)が東北大会優勝校を3安打に抑える好投を見せ、完封。五回に主将の秋山功太郎選手(同)の二塁打を皮切りに打線がつながり、2点を挙げて勝利をつかんだ。2回戦は大会第8日の第1試合(30日午前9時開始予定)で東邦(愛知)と戦う。【隈元悠太、岩壁峻】

    八戸学院光星

      000000000=0

      00002000×=2

    広陵

    【八戸学院光星-広陵】五回裏広陵無死、秋山が左翼線二塁打を放つ=阪神甲子園球場で、山田尚弘撮影

     0-0で迎えた五回裏。先頭バッターの秋山選手(3年)が均衡を破る好機を作る。「1打席目は三振だったので落ち込んだが、メンバーに励まされて元気をもらった」。左翼線に二塁打を放ち、塁上で笑顔を見せた。

     続く河野投手(同)の犠打で1死三塁に。「ここで決めなければ」と心に誓ったという藤井孝太選手(同)が左適時打を放ち、秋山選手が生還。初得点にスタンドの盛り上がりは最高潮に。藤井選手と寮が同部屋で、野球部応援団の旗手を務める渋谷拓磨さん(同)は約30キロある校旗を思い切りよく振った。「出発前日に(ベンチ入りできなかった)俺の分も頑張ってくれると言っていた。ありがとうと伝えたい」と笑みを浮かべた。

     さらに、中冨宏紀選手(同)が適時内野安打を放って2点目。プロ野球・広島東洋カープの応援歌「宮島さん」の歌詞の一部を「広陵」にアレンジした曲がスタンドを包んだ。演奏した吹奏楽部の玉田芽依さん(同)は「広島から車中泊で来たので最初は疲れていたけど、野球部が頑張っている姿を見ると疲れが吹き飛ぶよう」と元気よく語った。

     その後も鉤流(つりゅう)大遂捕手(同)の巧みなリードで河野投手が変化球を織り交ぜて要所を抑え、初戦をものにした。夏の甲子園に捕手として出場したという秋山選手の父、克彦さん(53)は「初戦を突破してくれて本当に良かった。勝ち始めたら勢いに乗るのが広陵。次戦が楽しみです」と満足そうに話した。

    感謝を込めた完封劇 河野佳投手(3年)

    【八戸学院光星-広陵】先発した広陵の河野=阪神甲子園球場で2019年3月26日、徳野仁子撮影

     「約束は守りましたよ」。試合後の控室で中井惇一副部長に満面の笑みで報告した。試合前、「完封します」と宣言しマウンドへ向かった。中井副部長は「本当にやってのけるとは思わなかった」とたたえた。

     誰もが認めるエースに成長したが、1年生の冬には、不調から野手に転向した。それでも、中井副部長は投手として接してくれ、復活の道を示してくれた。センバツには感謝の気持ちを持って臨むと決めていた。

     初回に自己最速を更新する150キロの速球で空振り三振を奪うと、直球と変化球を織り交ぜ、相手に的を絞らせなかった。最大のピンチは2点リードの八回。失策も絡み2死二、三塁となり、一打同点の場面を迎えた。相手は好打者の武岡龍世内野手(3年)。「大丈夫」。自らに言い聞かせ、直球勝負で遊飛に打ち取った。

     完封で勝利を飾ったが、浮かれた様子はない。「目の前にあることに集中したい」。既に次戦を見据えている。【隈元悠太】

    えんじに染まる

    練習を重ねた演技でグラウンドの選手たちを鼓舞する広陵応援団長の横田誠也さん(手前)=阪神甲子園球場で、岩壁峻撮影

     ○…部員約60人で構成される応援団が、えんじに染まった一塁側アルプススタンドを引き締めた。横田誠也応援団長(3年)、手前右端=が中心となって約2カ月かけて習得した演技を披露。球場に向かうバスの中で、横田さんが声をかけたのは親友の藤井孝太選手だったという。「頑張ってこい」というエールに応えるように藤井選手は先制打を放ち、勝利に貢献。横田さんは「応援しながらテンションが上がった。めちゃくちゃうれしい」と笑顔を見せた。

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