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「楽しく明るく」甲子園初勝利 啓新、歴史を作る

【啓新-桐蔭学園】一回表啓新1死二塁、穴水が右越え適時三塁打を放つ=阪神甲子園球場で2019年3月27日、山田尚弘撮影

 ○啓新5-3桐蔭学園●(27日・甲子園)

 勝利が決まると啓新のベンチから、選手たちが満面の笑みで、はじけるように飛び出した。その明るさと勢いをプレーでも発揮し、甲子園で校歌を歌う目標をかなえた。

 一回1死二塁で3番・穴水。1ストライクからスライダーに踏み込み、コンパクトに振り抜いた。芝に足を取られた右翼手の頭上を打球が越えると、穴水は果敢に走って三塁打に。先制点は「野球部の歴史が残せてうれしい」と喜ぶ、甲子園初打点にもなった。

 これでベンチは一気に高揚。2年生の4番・竹原は「自分が(打って)先制したかったから悔しかった」と本音を抱きつつ、先輩の快打を見て「楽になった」。内角寄りの球を鋭く捉えて左翼手の右へ。迷わず一塁を蹴って二塁を陥れた。

 穴水は主将として「楽しく明るく戦おう」と呼びかけてきた。自身もこの打席は「(細かいことは)何も考えず、安打が打てればいい」と無心だった。前向きな姿勢は相手にも伝わる。打たれた桐蔭学園の伊礼は「啓新は乗せたら手がつけられないと思い、慎重になりすぎた。打ち取ろうとした球が打たれた」と悔やんだ。

 だが、啓新の強みは勢いだけではない。昨秋は公式戦のチーム打率が2割8分7厘にとどまったが、冬場は強いスイングを求めて長いバットを振り込み、次の塁を果敢に狙う走塁も徹底した。今大会前の練習試合で大振りが目立つと「シャープにつなごう」と意識を統一。努力も実った勝利に、穴水は「やってきたことは間違っていなかった」と誇らしげだった。【石井朗生】

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