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第91回選抜高校野球 伝統、発展させる手腕

 <センバツ高校野球>

     二回の二塁適時内野安打を放った9番のしぶとい右打ちに桐蔭学園の新しいスタイルが見えた。

     2017年に2度目の監督に就任した片桐健一監督(45)が選手の役割を明確化し、伝統の手堅い攻撃に磨きをかけて16年ぶりに甲子園出場を果たした。

     桐蔭学園は、1971年夏の甲子園で初出場優勝した時の主将で、82年から約25年にわたって指導した土屋恵三郎氏(65)の下、春夏通算10回の甲子園に出場した強豪校だ。

     片桐監督は土屋氏から07年に監督を引き継いだが、重圧をはね返そうと独自色を前面に出した結果、チームは低迷し、09年に退任。再登板にあたり「伝統を礎にアレンジすることが大切」という考えに行き着いたという。

     28日に登場する智弁和歌山の中谷仁監督(39)は、甲子園通算68勝で監督最多勝利記録を持つ高嶋仁氏(72)の後を受けた。就任当初は「重圧と不安しかない」と吐露。それでも、強打を軸とした戦い方を継承し、選手たちの気質に合わせて自主練習を増やすなど「プラスアルファ」の部分も加え、就任1年目で早速センバツ切符をつかんだ。

     両監督の共通点は、恩師の教えを今の現場に調和させていることだ。どんな名将も必ず現場を退く日が来る。その教えが「古い考え」となるか、それとも「伝統」に更に厚みを持たせるかは、後継者の手腕にかかっている。【真下信幸】

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