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第91回選抜高校野球

初めての奇跡、次代に託し 元苫小牧工の神保さん、平成1号本塁打「全て青春」

61回センバツで大会第1号となる本塁打を放ち、ガッツポーズをする神保英士さん=阪神甲子園球場で1989年3月26日

 <2019 第91回センバツ高校野球 ’19センバツ>

     「平成最後の甲子園」を、平成最初の本塁打を放った元高校球児が見守っている。61回センバツ(1989年)の開幕試合で、大会第1号を打った苫小牧工(北海道)の元副主将、神保英士さん(47)。今は北海道苫小牧市職員として地域のスポーツ振興に努め、北海道勢の活躍を地元で見守っている。【加藤佑輔】

     61回大会の日高(和歌山)との初戦。神保さんは七回裏2死二、三塁で打席に入った。狙っていた内角高めの直球をたたくと、打球は左翼スタンドに吸い込まれた。大歓声の中、自然とガッツポーズが出た。公式戦で初めて打つことができた本塁打で「平成初の一勝」に貢献した。

     「さまざまな『初めて』が重なり、奇跡が起きたとしか思えない一日だった」。2回戦で京都西(現京都外大西)に敗れたものの、「悔しさも含めて全て青春」と振り返る。

     高校卒業後は市役所に入庁。「野球を通じて古里に恩返しをしたい」と、地元の少年野球チームのコーチや監督も務めていた。

     母校は61回大会以降、甲子園から遠ざかっているが、道勢の応援は続けている。地方大会に観戦に行き、春夏の試合結果は欠かさずチェックする。第7日の29日は札幌大谷が登場。この日は役所で試合の行方を気にしていた。明豊(大分)に接戦で敗れたが「よく粘った、よい試合だった」と選手をたたえた。

     現在はスポーツ都市推進課長として、市主催の少年野球大会の運営などに携わる。間もなく新しい元号が発表されるのを前に、「地元から、次の時代で活躍する選手が生まれるのが楽しみですね」。あの日のように、甲子園で快音を響かせる球児が出てくるのを心待ちにしている。

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