東邦(愛知)が投打に広陵(広島)を圧倒し、2005年(77回大会)以来、14年ぶり8強を決めた。東邦は、31日の第3試合で筑陽学園(福岡)と対戦する。
優勝回数は東邦が4回、広陵が3回という伝統の強豪校対決は、東邦の16安打12得点の猛攻で、予想外の大差となった。
先発は東邦が石川、広陵が河野。
東邦は一回、吉納、長屋の連続適時打で2点を先制。三回には石川のソロ本塁打を皮切りに打者8人で4点を加えた。七、八回にも集中打で計6点を奪い、試合を決めた。
東邦・先発の石川は自らの本塁打で尻上がりに調子を上げ、六回を無失点、七回以降は継投で広陵打線を抑えた。
広陵は序盤の得点機に決定打が出ず、流れをつかめなかった。終盤八回にようやく打線がつながり完封を免れた。