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勢いに乗る「春の東邦」 7盗塁で広陵・河野切り崩す

【東邦-広陵】一回表東邦2死一塁、打者・熊田の時、石川が二盗を決める(野手・宗山)=阪神甲子園球場で2019年3月30日、山田尚弘撮影

第91回選抜高校野球2回戦 ○東邦12-2広陵● (30日・甲子園)

 打った瞬間、東邦の二塁走者・石川は既に三塁目前まで迫っていた。一回2死一、二塁、5番・吉納のライナー性の打球が右前で弾む間に、悠々と先制のホームを踏んだ。

 4番・熊田の5球目に二盗を決め、吉納の5球目にも自己判断で三塁へスタートした。「初戦はうまく走者を進められなかった。自分が出たらどんどん走ろうと思っていた」という。三回1死一、二塁では熊田と長屋が重盗を決めるなど、広陵の最速150キロ右腕・河野を揺さぶって4点追加。チームは計7盗塁を決めて大勝した。

 「足は速くない」という石川が走ったのには根拠があった。東邦の森田監督は広陵の1回戦を見て、河野は二塁走者を背負うと、走者を一度見た後にけん制せずに投球することに気づいた。その試合で3安打完封した河野に対して「揺さぶらないと甘い球が来ない」と考え、選手に「アウトになってもいい」と積極的に盗塁を仕掛けるように促していた。

 東邦は昨秋、今大会出場校中トップの1試合平均4・06盗塁。「足の速い選手は多くない」(森田監督)ものの、普段から打撃練習中に走者を置いたり、選手同士で盗塁のタイミングやスタート方法などを厳しく指摘し合ったりしてきた。確かな観察眼と鍛錬の成果を披露。歴代最多タイ4回優勝の「春の東邦」が勢いに乗ってきた。【石川裕士】

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