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第91回選抜高校野球 甲子園の歴史紡ぐガイド

 <センバツ高校野球>

     開催中の企画展「平成のセンバツ特集」をのぞこうと、球場の一角にある「甲子園歴史館」に足を運ぶと、大会史を彩った展示品とともに、懐かしい顔が迎えてくれた。

     ボランティアガイドの沢田哲二さん(72)。2010年3月に開館したばかりの同館を取材した際にお世話になった。9年ぶりの再会を喜びながら、沢田さんは「最近は台湾からのお客さんも増えてね」などと、開館10年目に突入した同館の変化を語ってくれた。

     当初30人ほどいたボランティアガイドは現在8人に減った。ただ、うち6人が開館時からのメンバー。習熟度は上がり、それぞれ個別にテーマを持って仕事に当たるようになったという。沢田さんが力を入れるのは、高校野球や米大リーグなどの、さまざまな公式球に実際に触れてもらうこと。「この感触はテレビや新聞を見ているだけでは伝わらない」。そう言うと、沢田さんは親子連れに声を掛けてボールを手渡し、記念撮影を買って出た。

     高校野球の季節になると、ガイドを慕って訪ねてくる人も増えたという。「野球のいろんな部分を伝えたい」と沢田さん。ガイドが語る熱い思いもまた、野球の一部。甲子園の歴史はグラウンドの選手だけではなく、そこに思いをはせるすべての人々で紡いでいるのだ。【平本泰章】

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