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伝統校・平安の底力 想定外の先発にも対応 3年ぶりの4強目指し準々決勝

【盛岡大付-龍谷大平安】八回裏龍谷大平安の攻撃で、9点目となる適時打を放つ多田龍平選手=阪神甲子園球場で2019年3月29日、幾島健太郎撮影

 第91回選抜高校野球大会で2回戦を突破した龍谷大平安は、3年ぶりのベスト4進出をかけて31日の準々決勝で明豊(大分)と対戦する。30日は龍谷大平安ボールパーク(京都市伏見区)で試合に向けて最後の調整。春2勝を挙げて気勢の上がる選手たちは、普段にも増して元気な声を出し取り組んでいた。

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 盛岡大付(岩手)を破った29日の2回戦は一回に3点を先制して試合の流れを引き寄せたが、そこには意外な伏線があった。

 相手の先発は1回戦で完投したエースの左腕・阿部秀俊投手(3年)ではなく、昨秋3試合しか登板実績のない右腕・木内優成投手(3年)。試合前のメンバー交換で見た原田英彦監督は「対左投手の練習ばかりしていたので驚いたし、まったく情報がなかった」という。しかし、幅広い人脈を生かしてすぐに東北地方の高校の監督に連絡を取り、持ち球の球種などを確認。なにより「精神面があまり強くないかもしれない」という情報が貴重だった。

 原田監督は「低めの球、ボール、ストライクをしっかり見極めるように」と指示し、じっくり圧力をかける策をとった。一回は1死からの連続安打で一、二塁の好機を作ると威圧感のある水谷祥平主将(3年)、奥村真大選手(2年)の4、5番が指示通りしっかり球筋を見て連続四球を選び先制。三尾健太郎選手(3年)も投球をよく見てファウルで粘り、10球目にしぶとく三遊間を抜く2点適時打を放ち、「自分に向いている役割」で追い打ちをかけた。

 右腕投入という盛岡大付の意表を突く作戦に、伝統の力を感じさせる、的確な対応で乗り切った。【矢倉健次】

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