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第91回選抜高校野球

習志野・桜井選手 祖父へ、準決勝も見守って 2月他界、活躍誓う

 <2019 第91回センバツ高校野球>

     31日の準々決勝で接戦を制し初の4強入りを決めた習志野(千葉)の4番・桜井亨佑(こうすけ)選手(2年)は、センバツ出場決定から間もなく他界した祖父の堀越一代(かずしろ)さん(享年79)に活躍を誓い打席に入った。「打っておじいちゃんの期待に応えたい」。いつも手紙で励ましてくれた祖父への思いを胸に、準決勝を見据えた。

     中学の軟式野球部時代、祖父は毎回のように試合を見に来てくれた。打席に入る前に必ず「がんばれー」という声が聞こえた。高校で下宿生活を始めると、祖母敏子さん(77)とともに3カ月に1度のペースで、体調を気遣ったり、野球部での様子を尋ねたりする手紙を送ってくれた。

     昨年10月に関東大会が開幕する直前、祖父に末期の肝臓がんが見つかった。今年1月25日、出場校に選ばれると、入院中の祖父からすぐに手紙が届いた。「三振してもよいから全力で悔いのないように」

     2月9日に息を引き取る直前まで「亨佑が甲子園で活躍する姿を見るまで死ねない」と繰り返していたと知らされた。「甲子園で打って恩返しする」。通夜で涙をこぼしながら、自分に言い聞かせた。

     準々決勝では八回に一塁の守備で先頭打者の鋭い打球をジャンピングキャッチし、ピンチの芽を摘んだ。「最後まで気を緩めずプレーできた」と手応えを感じつつ、自分のバットでチームに更なる歴史を刻もうと次戦に臨む。「甲子園でも、天国から『がんばれー』と言ってくれている気がする」【秋丸生帆、加藤佑輔】

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