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「天然」と「冷静」足りないところ補い結果 習志野のダブル主将制

【習志野-東邦】ベンチ前に並ぶ習志野の根本翔吾選手(左)と竹縄俊希選手=阪神甲子園球場で2019年4月3日、大西岳彦撮影

第91回選抜高校野球決勝 ○東邦6-0習志野●(3日・甲子園)

 習志野は、竹縄俊希、根本翔吾両選手(ともに3年)による「ダブルキャプテン」制を敷き、決勝の舞台に駆け上がってきた。

 小林徹監督(56)が主将を2人にしたきっかけは、昨秋の新チーム発足で主将になった根本選手の打撃不振だった。主軸を任されていたが、チームのまとめ役も担うことになって神経をすり減らしていた。昨秋の千葉県大会決勝で敗れた直後、監督から「竹縄に半分背負ってもらえ」と告げられた。

 「根本は『天然』、竹縄は『冷静』」(小林監督)。性格は対照的な2人だが、ウマが合う。「一番の友達」(根本選手)に対して負担をかけることに引け目もあったが、竹縄選手が呼びかけた。「お互いに足りないところがある。支え合っていこう」。メンバー登録上は竹縄選手が主将を務め、交代でミーティングなどを仕切るようになった。根本選手は復調し、関東大会で4強入りしてセンバツ出場をたぐり寄せた。

 大会第6日の先月28日、2回戦で根本選手は右足に死球を受けて途中交代。全治1週間の診断を受け、31日の準々決勝は欠場を余儀なくされた。

 その日朝のミーティング。「根本を甲子園でまたプレーさせてやりたい」。竹縄選手が切り出すと、他のナインも「やってやろう」と応じた。チームは2回戦に続く逆転勝ちで、根本選手は準決勝から復帰。本盗を決めるなど気を吐いた。

 決勝は初回からリードを許す展開となった。「まだまだこれから」。準決勝も見せた逆転劇を信じ、最後まで声を出し合った。

 千葉勢として初の春制覇はかなわなかった。2人の主将は「ここまで来られたのは相棒のお陰」と認め合いつつも悔しさを隠しきれず、同じ言葉を口にして雪辱を期した。「2人で話し合い、夏を目指す」【秋丸生帆、池田一生、田畠広景】

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