メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

試合後、誰よりも早く本塁に向かった星稜の主将「相手をたたえたかった」

【履正社-星稜】七回裏星稜1死二塁、山瀬が適時二塁打を放つ=阪神甲子園球場で2019年8月22日、森園道子撮影

[PR]

○履正社(大阪)5-3星稜(石川)●=22日・甲子園(第101回全国高校野球選手権大会・決勝)

星稜・3年 山瀬慎之助捕手

 二塁走者として三塁を回ったところで最後を迎えた。履正社の選手がマウンドに集まり、次々に人さし指を突き立てる。「ナンバーワン」の称号は相手に渡った。

 頂点が遠かったわけではない。2点を追う七回無死二塁で奥川が三振に倒れた。「任せろ」。そう言葉を掛けて右打席に入った。奥川の球を受ける捕手でなく、打者として、主将として助ける。頭にあるのはそれだけだ。速球をたたいた打球は左中間適時二塁打に。その後、知田にも適時打が出て、試合を振り出しに戻した。

 今夏の石川大会終盤は接戦続き。だから「日本一」を口にしながら、心の底で「甲子園では負けても楽しくやれればいい」と思っていた。だが、試合ごとに強くなるのを感じ、優勝への欲が芽生えた。準決勝に続いて決勝も3安打。「頼りない主将」が引っ張った。

 試合終了直後、星稜の選手が泣き崩れる中、整列のために誰よりも早く本塁に戻った。「優勝を目指し、努力してきた相手をたたえたかった」。目を真っ赤にして、夏の空を仰いだ。【村田隆和】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 池袋の女性遺体 殺人容疑で大学生逮捕 「手で首を絞めた」 

  2. 池袋ホテル女性遺体 埼玉の20代男子大学生を逮捕へ

  3. 北九州市最大のソープランド摘発 経営者ら売春防止法違反容疑で逮捕

  4. 男子高校生を買春容疑、小学校長ら逮捕「欲望を抑えられなかった」

  5. 池袋のホテルで女性?の変死体 遺棄事件で捜査

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです