昨年夏まで県立紀北農芸高野球部の監督を務めた中坂隆行さん(64)=紀の川市=が、同高で指導した5年4カ月の日々を記録した3冊目の手記「追憶 思えば思われる」を自費出版した。自身や選手の歩みのほか、交流があった県内外の野球関係者の姿も実名で描き、高校野球の史料の一つとも言える作品となっている。中坂さんは「本を通じて周囲への感謝や、自分の歴史を伝えたい」と話している。【砂押健太】
中坂さんは県立那賀高、早稲田大を卒業後、県立高の社会科教諭になった。硬式野球の経験はなかったが、大…
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