毎日新聞
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第72回秋季関東地区高校野球大会県予選(県高野連主催)は28日、桐生球場(桐生市)で準決勝2試合が行われる。第1試合は、桐生第一対樹徳の「東毛対決」。第2試合は、投打に好調の健大高崎と今夏の覇者・前橋育英の対戦。準決勝の勝者は、10月に群馬県で開催される関東大会の出場権を得る。【妹尾直道】
東毛でしのぎを削ってきた2校の対決。樹徳は打線に力がある。今大会2本塁打の北爪らを軸に集中打を浴びせる力があり、準々決勝では五、六回で5安打5得点を挙げて試合を決めた。好投を続ける対比地と柏崎の継投で、相手打線の猛攻をしのぎたい。桐生第一は投打にバランスが良い。今夏でも中軸を任された広瀬などを中心に4試合で39得点を挙げた。投げては、多彩な変化球を持つ宮下のほか、経験豊富な本格派の蓼原が控える。
高い総合力の健大高崎は今大会3戦全てでコールド勝ち。打撃陣は中田や小沢らが好調でチーム打率も3割超。主戦・下は最速140キロ台の直球を武器に制球力が高い。今夏の初戦敗退をバネにチームの完成度を高めてきた。一方の前橋育英は今大会、接戦を制してきた。攻守の要は今夏甲子園出場の捕手・須永。長打力の諸田も勝負強さが光る。先手を取って菊池や武藤らの投手陣を援護し、今大会1失策の守備力で粘り強く戦いたい。