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秋の高校野球

県大会 報徳学園V 13回目、最多記録更新 3位は神戸国際大付 /兵庫

【報徳学園-明石商】優勝を決め、マウンドに集まって喜ぶ報徳学園ナイン=明石トーカロ球場で、望月靖祥撮影

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 秋季県高校野球大会(県高野連主催)は最終日の6日、明石トーカロ球場で決勝と3位決定戦があった。決勝は、報徳学園が3連覇を狙った明石商に快勝。自らの最多優勝記録(2位は育英の8回)を更新する6年ぶり13回目の優勝を果たした。3位決定戦は神戸国際大付が長田に競り勝ち、2年連続で近畿大会への出場権を得た。長田は69年ぶりの近畿大会出場を、あと一歩で逃した。

     県内から報徳学園、明石商、神戸国際大付の3校が出場する近畿大会は、19日に奈良県橿原市の佐藤薬品スタジアムで開幕。近畿6府県の代表16校が秋の近畿王者を目指して戦う。組み合わせ抽選会は15日の予定。【韓光勲、黒詰拓也、望月靖祥】

     ▽決勝

    明石商

      000000100=1

      22000010×=5

    報徳学園

     (明)中森、中野―名村

     (報)坂口―南條

    ▽三塁打 三宅(報)

    ▽二塁打 福井、植本、福本(明)黒田(報)

    【長田-神戸国際大付】一回裏神戸国際大付1死一、二塁、浅川が中越え二塁打を放ち、2点目が入る=明石トーカロ球場で、黒詰拓也撮影

     報徳学園が相手先発・中森の立ち上がりを攻略した。一回、連打とバント、三振の2死二、三塁から、黒田の二塁打で2点先制。二回には三宅の三塁打などで加点した。明石商は七回に1点を挙げたが、直後に守備が乱れて失点。最後まで主導権を得られなかった。

    明石商、進撃誓う

     ○…四回途中からマウンドに上がった明石商の中野憂翔投手(2年)が、緩急のある投球で相手打線を八回まで1失点に抑えた。ただ、七回に自身の守備のミスが出て流れを悪くしたと唇をかみ、「エースの中森をしっかりサポートできるようになりたい」と話した。捕手もこなす背番号2。試合後は終始、悔しさをにじませ、近畿大会での進撃を誓った。

     ▽3位決定戦

    長田

      100300010=5

      30011012×=8

    神戸国際大付

     (長)中島、谷―竜波

     (神)角谷―森川

    ▽三塁打 浅川(神)

    ▽二塁打 高野(長)浅川、角谷、岡野(神)

     神戸国際大付が17安打を放ち、両校計28安打の打撃戦を制した。五回に相手守備の乱れで勝ち越すと、七回に角谷の二塁打、八回に岡野、浅川の連続長打で加点した。長田は八回に1点差に迫り、なお2死満塁と攻めたが、後続が内野ゴロに倒れた。

    負けん気で粘投

     ○…神戸国際大付の角谷凜斗投手(2年)が11安打を浴びながらも粘投し、チームを近畿大会に導いた。最後の打者を三振に仕留めて左手を突き上げた左腕は「丁寧に低めを突くことができた」と笑みを浮かべた。

     5日の準決勝の後、青木尚龍監督から「次はお前が投げて勝たなあかん」と言われたことで、負けん気の「スイッチ」が入った。マウンドでは三振にこだわらず、打たせて取ることに集中。打球が左足のスパイクに直撃した八回は2死満塁とされながらも、落ち着いて変化球で後続を二塁ゴロに仕留めた。

     今夏までは外野手だった。打撃にも自信があり、七回には適時二塁打を放った。名門のエースナンバーを背負う男は「近畿までに制球と切れ、ともに上げる」と力強く語った。

    長田、近畿届かず

     ○…学校創立100周年を迎える来年に向け、何としても近畿大会に出たかった長田だったが、終盤に突き放されて惜敗。それでも強豪相手に11安打を放ち、永井伸哉監督は「体力面で課題が見えたが、打撃は通用した」と振り返った。喜田将生主将(2年)は「この悔しさを忘れずに体を鍛え、来年の春と夏は4強以上を目指したい」と意気込んだ。


     ■熱球

    県大会初スタメンで貢献 報徳学園 黒田英一一塁手(2年)

    先制二塁打を放った報徳学園の黒田英一一塁手=明石トーカロ球場で、望月靖祥撮影

     一回、2死二、三塁の好機で打席が回ってきた。県大会初のスタメンに緊張したが、「絶対に走者を還そう」と打席に。外角の直球を思い切り振り抜き、右翼へ2点二塁打。「準決勝で振るわなかった打線のカンフル剤に」と起用した大角健二監督の期待に応えた。

     相手の先発は、既に人気・実力とも全国トップレベルの中森俊介投手(2年)。最速151キロの速球に対応するため、前日のチーム練習では、15メートル先から発泡スチロールの球を投げてもらったという。浮き上がるような球筋に目を慣らそうと、コーチ陣が発案した「特訓」だ。「最初は全然打てなかったが、次第に目が慣れた」と語る。

     試合前、大角監督からは「体を開かず、勇気をもって踏み込め」とアドバイスされた。左肩が開かないスイングを心がけ、第1打席では外角直球を踏み込んで打ち返した。2、3打席目は凡退したが、七回の4打席目は、1死二塁から外角低めのスライダーを二塁方向へ打って内野安打。打点はつかなかったが、相手守備のミスを誘って5点目を挙げた。

     「チームの勝利に貢献できるよう、好機でしっかり打ちたい」と語る背番号12。チームの目標であるセンバツ出場に向け、近畿大会に一戦必勝で臨む。【韓光勲】

    〔神戸版〕

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