【明豊ー創成館】創成館に勝利し喜ぶ明豊の選手たち=みどりの森県営球場で2019年10月23日、矢頭智剛撮影

明豊が競り勝ち、決勝進出

 高校野球の秋季九州大会は23日、佐賀市のみどりの森県営球場で準決勝があり、第1試合は、12年ぶりの優勝を狙う明豊(大分)が3―2で創成館(長崎)に競り勝ち、24日の決勝に進んだ。

好調のリードオフマン、中村が決勝打

今大会好調の明豊・中村洸斗が九回に決勝の左前適時打を放った。前打者の9番・若杉晟汰がスリーバントを決めて2死二塁で打席が回り、「自分で決める」と奮い立った。3ボール1ストライクから変化球を引っ張ると、打球は三遊間を抜き、二塁走者の宮川雄基が快足を飛ばしてホームに滑り込んだ。

 中村は今大会、強打の明豊のリードオフマンとしての役割を存分に発揮している。「逆方向にも強い打球を飛ばせる」のが強みと語る通り、初戦の唐津商(佐賀)戦ではソロ本塁打を含む3安打2打点。7―6の接戦となった準々決勝の沖縄尚学戦でも2安打して3度ホームを踏んだ。バットのヘッドの位置など、自分の打撃フォームを細かくノートに書き込んで見直し、打撃が雑にならないよう意識して好調を維持しているという。

 12年ぶりの秋優勝と、神宮大会の出場権獲得まであと1勝。「自分たちの野球で勝ちたい」という中村の打棒が、チームを新たな歴史に導く。【伝田賢史】

 明豊・川崎絢平監督 今までと違うロースコアの展開で勝ち切れた。2番手・若杉は2試合連続で死球を受けたが、本人が「行く」と言ったので変えなかった。気持ちの強さをスタンドの控え選手に見せてくれた。(六回に4連打で逆転)甘い球を積極的に振りに行くよう指示していた。

 準々決勝 「恐怖の7番打者」明豊・居谷匠真が勝利の立役者

 1回戦 強打の明豊、8番打者の一発で流れ呼ぶ 

 準々決勝 1年生4番、一振りで決めた 創成館サヨナラ勝ち

 1回戦 創成館、終盤に粘り 熊本国府に逆転勝ち