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九州高校野球

創成館、鹿児島城西、明豊、大分商 4強決まる

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 第145回九州地区高校野球大会は21日、佐賀市のみどりの森県営球場と佐賀ブルースタジアムで準々決勝4試合があり、4強が決まった。

 創成館(長崎)は宮崎日大にサヨナラ勝ち。鹿児島城西は2投手の零封リレーで城北(熊本)に快勝した。今年のセンバツ4強の明豊(大分)は今夏の甲子園出場の沖縄尚学に競り勝ち、大分商は福岡第一を降した。

 22日は休養日。準決勝は23日、決勝は24日にいずれも、みどりの森県営球場である。

強豪対決で明暗

 試合後の球場通用口。泣きながら抱き合って喜びを爆発させる明豊の選手たちの姿が、沖縄尚学との苦しい試合展開を物語っていた。3点を追う九回に4点を奪って逆転勝ち。強豪私学同士の対決を辛くも制した。

 「恐怖の7番打者」居谷匠真(2年)が勝利の立役者となった。1点を返してなお2死満塁で打席が回り、「絶対に自分で決める」と気合を入れた。2ボール1ストライクからの4球目、外角高めの直球を背中が反り返るようなスイングでたたくと、打球は右中間奥にぐんぐんと伸び、中堅手のグラブをかすめて三塁打となった。

 今大会打率5割と好調だが、捕手としての守備面は発展途上だ。1回戦の唐津商戦では先発・若杉の投球を2度後逸し(記録はいずれも暴投)、打撃妨害も記録。「自分が試合の流れを悪くしてしまい、負けていたかもしれない。やり返したろうという気持ち」で臨んでいた。

 和歌山県岩出市出身。地元のボーイズリーグ時代、練習を見に来た同県出身の川崎絢平監督に「体幹が強く、身体能力が高い。技術は教えればどうにでもなる」と見いだされた。捕手としての負担を考慮された打順だが、「クリーンアップを打つ力はある」と監督の信頼は厚い。強打の明豊の要として、九州大会の頂点へと駆け上がるつもりだ。【伝田賢史】

主砲、サヨナラ打

 創成館が1年生の4番・松永知大の一振りで試合を決めた。同点の九回1死一塁で打席に立つと、2球目のサインはヒットエンドラン。松永は「ゴロを狙うのではなく、普通の打撃をしよう」と内角のスライダーを強振した。打球は右翼フェンスを直撃し、一塁走者が一気に生還した。

 「長打力があり、思い切りも良い」(稙田龍生監督)と新チームから4番を任される。当初は重圧から緊張したが、試合を重ねるにつれて「楽しんでできている」と安定した精神状態で打席に入れるようになった。

 今大会の1回戦、熊本国府戦でも適時二塁打と犠飛を放ち2打点を挙げるなど好調を維持する。九州の頂点へ向けて「先輩たちのために打ちたい」。準決勝でも主砲のバットに期待がかかる。【黒澤敬太郎】


 ▽準々決勝

明豊(大分)

  100000204=7

  000010230=6

沖縄尚学(沖縄)

 (明)若杉、永見、狭間―居谷

 (沖)大湾、永山―蔵元

▽三塁打 居谷(明)

▽二塁打 布施、狭間、居谷(明)

大分商(大分)

  000100220=5

  000000011=2

福岡第一(福岡)

 (大)川瀬―末田

 (福)石橋、久場、井川―岸本

▽三塁打 金城(福)

宮崎日大(宮崎)

  000000300=3

  210000001=4

創成館(長崎)

 (宮)谷本、古谷、岩崎―大山

 (創)白水、藤川―浦辺

▽本塁打 松尾(宮)

▽二塁打 伊藤、岩穴口(宮)浦辺、松永(創)

鹿児島城西(鹿児島)

  002201003=8

  000000000=0

城北(熊本)

 (鹿)前野、八方―池山

 (城)永谷、長沢、白石力、永松―園田

▽本塁打 長、古市(鹿)

▽二塁打 長(鹿)園田(城)

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