▽投手【健】下【倉】福家、永野

▽本塁打【健】山本(十回、満塁)


健大高崎 競り勝ち、初陣飾る

 明治神宮野球大会は15日、東京・神宮球場で開幕し、高校の部1回戦で初出場の健大高崎(関東・群馬)が41年ぶり出場の倉敷商(中国・岡山)に延長十回タイブレークの末に7―1で勝利した。健大高崎は17日の2回戦で明豊(九州・大分)と対戦する。

【倉敷商-健大高崎】四回表健大高崎1死一塁、山本が先制の適時二塁打を放つ=神宮球場で2019年11月15日、玉城達郎撮影

健大高崎5番・山本 十回満塁弾「みんながつないでくれた」

 延長戦に突入した開幕試合。身長164センチの5番・山本遼哉(2年)が健大高崎の勝利を決定づけた。公式戦初アーチという満塁本塁打にも「みんながつないでくれたので」と控えめだった。

 無死一、二塁から攻撃を始める延長十回タイブレーク。相手の失策と押し出し死球で2点を勝ち越した直後に山本は打席に立った。倉敷商の2番手左腕・永野司(1年)の直球を左翼席へ運んだ。それまで2打席対戦し「(永野は)右打者に対して変化球が少なかった」。冷静な読みも光った。

【倉敷商-健大高崎】延長タイブレーク十回表健大高崎無死満塁、左越え満塁本塁打を放ち笑顔で生還する山本(中央)=玉城達郎撮影

 これで高校通算本塁打は14本目という。青柳博文監督にパンチ力を買われ、背番号「17」だった関東大会は2回戦から中軸を担った。決勝の山梨学院戦では先制打を含む3安打をマークした。今大会は初の1桁という「9」と、右翼の定位置を確保した。

 岐阜県土岐市出身。走塁で相手に重圧をかける「機動破壊」に憧れ、健大高崎に入学した。現在のチームは機動力だけでなく、打力強化にも取り組む。新機軸を打ち出す中で、クリーンアップの一角が持ち前の長打力を発揮した。【岩壁峻】

【倉敷商-健大高崎】力投する健大高崎先発・下=神宮球場で2019年11月15日、玉城達郎撮影

下はコントロールが良く上出来

 健大高崎・青柳博文監督 私の采配ミスが多かったが、選手がカバーしてくれて感謝している。(10回1失点完投した)下はコントロールも良く上出来だった。

【倉敷商-健大高崎】力投する倉敷商先発・福家=神宮球場で2019年11月15日、玉城達郎撮影

守り負けた

 倉敷商・梶山和洋監督 (11与四死球に)高いレベルの相手だと、ミスをすると駄目。併殺を取れる場面でも取り切れなかった。守り負けた。


得点経過

四回表 健大高崎 1死一塁 5番・山本の左越え二塁打で1点先制 1-0

【倉敷商-健大高崎】四回表健大高崎1死一塁、山本が先制の適時二塁打を放つ=神宮球場で2019年11月15日、玉城達郎撮影

六回裏 倉敷商  1死三塁 2番・原田の中犠飛で同点 1-1

十回表 健大高崎 無死一、二塁 二塁失策で勝ち越し 2-1

         無死満塁 中田が押し出し死球 3-1

         無死満塁 山本が左越え満塁本塁打 7-1


群馬3位から下克上 健大高崎 秋季関東大会

鼓舞は熱く、リードは冷静 健大高崎・捕手 戸丸

伝統校らしい小技駆使 倉敷商 秋季中国大会

土壇場で強さ発揮 倉敷商・主将 原田